螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

決まり手

「外掛け」・決まり手の思い出・53…

(敬称略) 相手の足に、自分の足を外側から絡めて、刈るように足を上げて倒すと、「外掛け」になります。 よく、投げを打たれた力士が、外掛けに行って堪えることがありますね。 実際に、投げを打つ時は足が上がりますので、その足に絡めて重心を崩すのは、…

「素首落とし」・決まり手の思い出・52…

(敬称略) 低く前のめりに来た相手の、首または後頭部を手や腕で叩いて、前に落とすと、「素首落とし」になります。 叩き込みとの違いは、叩く場所。 叩き込みの場合は、肩とか背中が多いでしょうが、「素首落とし」は首付近限定です。 また、あまり頭の方…

「頭捻り」・決まり手の思い出・51…

(敬称略) 相手の胸に頭をつけ、相手の差し手または肘をつかんで、頭を軸に捻り倒すと、「頭捻り」になります。 あまりない決まり手で、幕内では旭豊が寺尾に決めているそうです。 旭豊はかなり大型の力士で、一方の寺尾は小兵。 旭豊が頭をつけて、差し手…

「裾払い」・決まり手の思い出・50…

(敬称略) 相手の足首の後ろから蹴って倒すと、「裾払い」になります。 「蹴返し」との違いは「後ろから」で、相手が踏み出した足を狙います。 相手が何らかの形で横向きになった場合、狙いやすくなり、決まれば相手は仰向けに倒れます。 英語では「Rear Fo…

「裾取り」・決まり手の思い出・49…

(敬称略) 相手の足首を外側から取って倒すと「裾取り」になります。 似た技に「小褄取り」があり、英訳も同様の「Ankle Pick」ですが、「小褄取り」は足首の正面を、「裾取り」は外側を狙います。 主に、投げを打たれた時に、相手の裾を取って逆に倒す技に…

「掬い投げ」・決まり手の思い出・48…

(敬称略) 廻しを取らない状態で、差し手を返すような動作で、相手を投げると、「掬い投げ」になります。 投げる手が「掬う」ような動作になるため、この名があります。 まわしが取れなくても決まるため、比較的よく出る決まり手です。 ただし、威力として…

「撞木反り」・決まり手の思い出・47…

(敬称略) 相手を肩まで担ぎ上げて、そのまま後ろに反って、相手を落とすと、「撞木反り」になります。 まるでプロレスの技で、実際に「飛行機投げ(ファイヤーマンズキャリー)」が、これに当たるそうです。 柔道では、「肩車」ですね。 ただし、1960年に…

「下手捻り」・決まり手の思い出・46…

(敬称略) 差し手(相手の腕と胴の間に腕を入れる)で廻しを取り、下方向に力をかけ、全身を捻って相手を倒すと、「下手捻り」になります。 英語では、「Twisting Underarm Throw」ですね。 下手で捻って倒す意味です。 多くの場合、反対の腕による上手投げ…

「下手投げ」・決まり手の思い出・45…

(敬称略) 差した、つまり相手の腕と脇の間に差し入れた手で、廻しをつかんで、差し手を返すようにして投げると、「下手投げ」になります。 上手と下手では、上手の方が力が出ます。 上手投げと下手投げの打ち合いでは、たいてい上手投げが勝ちますね。 下…

「下手出し投げ」・決まり手の思い出・44…

(敬称略) 差した手を押すようにして、体を開いて前に落とすように投げると、「下手出し投げ」になります。 引きずるような形で、相手は前に落ちます。 上手の場合は割とやりやすいんですが、下手だと相手の腕が邪魔になり、あまり決まらないと思います。 …

「鯖折り」・決まり手の思い出・43…

(敬称略) 相手を引きつけて、上からのしかかるように圧力をかけ、相手の膝をつかせると、「鯖折り」になります。 膝をつくだけならいいんですが、多くの場合、相手の膝には自分と相手の体重がのしかかり、非常に大きな負担がかかります。 記憶に残る一番で…

「逆とったり」・決まり手の思い出・42…

(敬称略) とったりを打たれた時、その手を抜くようにして、さらに腰を捻って、相手を倒すと、「逆とったり」になります。 まず、「とったり」を説明すると、相手の腕を後ろから取って、振るように捻り倒します。 腕を取るには、半身になる必要があり、腕を…

「小股掬い」・決まり手の思い出・41…

(敬称略) 相手の足を内側から掬い上げて倒すと、「小股掬い」になります。 前段階として、出し投げを打って、相手に足を踏み出させて、相手を横向きにし、足との距離を近くします。 その足を、内側、ふくらはぎや膝の裏などを掬うと、相手は仰向けに倒れま…

「小手捻り」・決まり手の思い出・40…

(敬称略) 廻しを取らず、相手の差し手を上から抱え、下方向に捻り倒すと、「小手捻り」になります。 小手投げとは逆に、腕が下方向に動きます。 小手投げは腕一本で決められますが、小手捻りはさすがに、反対側の腕で補助しないと、決まらないようです。 …

「小手投げ」・決まり手の思い出・39…

(敬称略) 廻しを取らず、相手の差し手を上から抱えて、そのまま振り回すように投げると、「小手投げ」になります。 相手の腕が極まった状態で投げるので、成功率は高い技です。 英語では「Armlock Throw」と言います。 しかし、投げる際は相手の腕に大きな…

「小褄取り」・決まり手の思い出・38…

(敬称略) 相手の足首辺りをつかんで引き上げ、重心を崩して倒すと、「小褄取り」になります。 「足取り」との違いは、「足取り」は太ももの辺りを取るのに対して、「小褄取り」はすねのもっと下、足首辺りを取ります。 しかも、横とか後ろから、足首の正面…

「腰投げ」・決まり手の思い出・37…

(敬称略) 相手を腰の上に乗せて投げると、「腰投げ」になります。 一本背負いもそうですが、相撲では膝をつくと負けになってしまう制約があるので、極度に体勢を低くして、相手の下に入るような技は、あまり有利とは言えません。 なので、あまり決まった例…

「蹴手繰り」・決まり手の思い出・36…

(敬称略) 相手の足を払いつつ、同時に肩をはたくか、腕をたぐって倒すと、「蹴手繰り」になります。 「手繰る」とは、「引き寄せる」の意味。 相手の腕や肩を取って、引っ張り込む感じで、さらに足を払って倒します。 主に立ち合いの時に、小兵力士が一発…

「蹴返し」・決まり手の思い出・35…

(敬称略) 相手の対角線の足首、左足なら相手の左足を、内側から蹴って倒すと、「蹴返し」になります。 「蹴返し」と言えば、「栃剣」という名人がいましたね。 この技で、かの小錦も倒したそうですよ。 英語では、「Minor Inner Footsweep」。 Minorは技の…

「首捻り」・決まり手の思い出・34…

(敬称略) 相手の首に腕を巻き付け、二の腕を返すのではなく、下方向に捻って倒すと、「首捻り」になります。 この時、反対の腕では差し手を抱え、その方向に捻って倒します。 朝赤龍とか黒海とか、外国人力士が、多く決めていますね。 でも琴欧洲のように…

「首投げ」・決まり手の思い出・33…

(敬称略) 相手の首に腕を巻き付けて、もたれかかるようにしながら、捻るように投げると、「首投げ」になります。 豪快に決まりますが、腕が首に回ると言うことは、腕(かいな)を返されていることになり、不利な状況を窮余の策で挽回した、と言えるそうで…

「切り返し」・決まり手の思い出・32…

(敬称略) 相手の脚の裏に膝を入れ、膝に乗せるようにして、上体を後ろへ捻り倒すと、「切り返し」になります。 カウンターのように、かなり瞬時に決まる技ですね。 膝がてこの原理を果たし、豪快に決まります。 膝まで乗らなくても、脚の裏を攻めて後ろへ…

「極め出し」・決まり手の思い出・31…

(敬称略) 外四つの状態で、腕(または肩・首)の関節を締め付けて動けなくし、そのまま土俵外に出すと、「極め出し」になります。 極められて、まだ無駄な抵抗すると、相手は「極め倒し」を試み、振り回され足り圧力をかけられたりして、怪我をする危険が…

「極め倒し」・決まり手の思い出・30…

(敬称略) 両差しになられた外四ツの状態で、相手の腕の関節の辺りを、両側から抱えて、捻るなり引きずるなどして膝を付かせると、「極め倒し」になります。 英語では「Arm Barring Force Down」 Barringは「禁止」ですが、動けなくする、という意味でしょ…

「河津掛け」・決まり手の思い出・29…

(敬称略) 横並びになった状態で、隣り合った脚を、相手の股に入れて、掛けた足を跳ね上げ、後ろに倒すと、「河津掛け」になります。 珍しい技ですが、最近では貴ノ浪が得意としていて、割と知られた技だと思います。 確か、優勝を決める一番でも、この河津…

「合掌捻り」・決まり手の思い出・28…

(敬称略) 相手の後ろで手を組んで、そのまま左右どちらかに捻り倒すと、「合掌捻り」になります。 長らく、「徳利投げ」と混同されていたですが、今は相手の首の後ろで、手を組んで倒すと、この技になります。 英語では、「Clasped Hand Twist Down」。 “C…

「肩透かし」・決まり手の思い出・27…

(敬称略) 差し手で肩を引っかけながら、体を開き、もう片方の手で、反対側の肩を叩いて落とすと、「肩透かし」になります。 用語になっていて、はぐらかすようなつれない対応に対して、よく「肩透かしを食う」なんて言われますが、実際にはかなり難しい技…

「掛け投げ」・決まり手の思い出・26…

(敬称略) 内掛けを掛けた状態で、投げを決めると、「掛け投げ」になります。 内掛けを決めている脚を跳ね上げるようにすると、反対側の軸足が不安定になります。 そこを、投げで補完して倒します。 英語では「Hooking Inner Thigh Throw」 Thighは、大腿部…

「掛け反り」・決まり手の思い出・25…

(敬称略) 相手の腋の下に頭を入れ、さらに反対の足の膝を支点に、切り返しのように、自分の膝に相手の脚を乗せるように掛けて、後ろに反り返して倒すと、「掛け反り」になります。 複雑な複合技ですから、なかなか決まる技ではなさそうですね。 幕内では現…

「腕捻り」・決まり手の思い出・24…

(敬称略) 相手の腕を両手で抱え、その腕の方向に、低い位置で捻り倒すと、「腕捻り」になります。 「かいなひねり」ですね。 正対した相手の右腕を取った場合、右足を引いて開いて打つと、この技になります。 逆に左足を引いて開くと、「とったり」になり…