螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

決まり手

「吊り落とし」・決まり手の思い出・65…

(敬称略) 相手を吊り上げ、そのまま土俵にたたき落とすと、「吊り落とし」になります。 相手を高く持ち上げた上に、硬い土俵に落とすわけですから、特に脚とか腰とかを痛めやすい、危険な技です。 それを押しても、千代の富士が寺尾に吊り落としを決めたの…

「褄取り」・決まり手の思い出・64…

(敬称略) 相手の足の親指をつかんで倒すと、「褄取り」になります。 実際には出し投げを打って、相手を横に向かせた後、ばたついた足を後ろから取って、前に這わせます。 似た決まり手に、「小褄取り」がありますね。 こちらは、後ろから足首をつかみます…

「伝え反り」・決まり手の思い出・63…

(敬称略) 相手の腋の下をくぐり抜け、そのまま反って、相手を前に倒すと、「伝え反り」になります。 古いのかと思いきや、2000年12月に追加された、新しい決まり手だそうです。 反り技なんで、前例がないかなって思いましたが、実はあの朝青龍が、貴ノ浪に…

「突き出し」・決まり手の思い出・62…

(敬称略) 腕を高速で回転させて、掌で相手を小刻みに突き、土俵外に出すと、「突き出し」になります。 「寄り切り」「押し出し」と並んで、多い決まり手です。 小錦や曙のように、相手をのけぞらせるような、重い突っ張りを繰り出す力士もいれば、寺尾のよ…

「突き倒し」・決まり手の思い出・61…

(敬称略) 相手を掌で突いて、後ろ向きに倒すと、「突き倒し」になります。 相手が大きくのけぞって、バランスを崩して倒れると、この決まり手になりますが、突きは重心が高いので、あまり倒れることはなく、後退して土俵を割る「突き出し」の方が、多いと…

「突き落とし」・決まり手の思い出・60…

(敬称略) 相手の肩や脇腹などを突いて、下に落とすと、「突き落とし」になります。 結構、多い決まり手ですね。 まぁ、基本的には横か後ろを突いて、相手が土俵に落ちれば、この決まり手になるんですが、正式には「片方の手を相手の腋に当て、もう片方の手…

「つかみ投げ」・決まり手の思い出・59…

相手の後ろ回し辺りをつかんで、投げ捨てると、「つかみ投げ」になります。 実際には、上手から片手で回しをつかんで、自分の後ろに投げ捨てます。 たとえ小兵でも、お相撲さんは100kg前後の重さはありますから、それを片手で持ち上げ、振り回して投げるとな…

「ちょん掛け」・決まり手の思い出・58…

相手の対角線上の足首を、自分の足で内側から引っかけて倒すと、「ちょん掛け」になります。 右足なら、相手の遠い方、右足を狙います。 「裾払い」との違いも、まさにそこで、どちらの足を狙ったかによります。 「ちょん掛け」なんていうと、「ちょこっと掛…

「たすき反り」・決まり手の思い出・57…

(敬称略) 首を相手の脇に入れ、さらに相手の腕と足を担ぎ上げて、後ろに反り倒すと、「たすき反り」になります。 「外たすき反り」も、手の込んだ反り技ですが、「たすき反り」は大技ですね。 実際には肩の上までは担ぎ上げず、差し手と共に深く入った、自…

「外無双」・決まり手の思い出・56…

(敬称略) 捻り技で相手を倒す際、右手で捻るなら、右手で相手の差し手を抱えつつ、左手を対角線上、相手の左足の外側まで持っていき、外から足を払う動作を加えると、「外無双」になります。 内無双も、そうは決まらないですが、外無双はさらに決まる確率…

「外たすき反り」・決まり手の思い出・55…

(敬称略) 差された相手の肘をつかみ、さらに反対側の腕を、相手の差し手越しに差し入れ、相手の股辺りを上に掬い上げて、反り倒すと、「外たすき反り」になります。 反対側の手も使い、それが斜めに入るので、「たすき」に見えるんでしょうね。 英語では「…

「外小股」・決まり手の思い出・54…

(敬称略) 半身になった相手の足の、太もも辺りを外側からつかみ、掬い上げて倒すと、「外小股」になります。 実際には出し投げを打って、相手を半身にします。 その時に、相手の膝の上辺りを外側から持ち上げて、仰向けに倒すわけです。 英語では「Over Th…

「外掛け」・決まり手の思い出・53…

(敬称略) 相手の足に、自分の足を外側から絡めて、刈るように足を上げて倒すと、「外掛け」になります。 よく、投げを打たれた力士が、外掛けに行って堪えることがありますね。 実際に、投げを打つ時は足が上がりますので、その足に絡めて重心を崩すのは、…

「素首落とし」・決まり手の思い出・52…

(敬称略) 低く前のめりに来た相手の、首または後頭部を手や腕で叩いて、前に落とすと、「素首落とし」になります。 叩き込みとの違いは、叩く場所。 叩き込みの場合は、肩とか背中が多いでしょうが、「素首落とし」は首付近限定です。 また、あまり頭の方…

「頭捻り」・決まり手の思い出・51…

(敬称略) 相手の胸に頭をつけ、相手の差し手または肘をつかんで、頭を軸に捻り倒すと、「頭捻り」になります。 あまりない決まり手で、幕内では旭豊が寺尾に決めているそうです。 旭豊はかなり大型の力士で、一方の寺尾は小兵。 旭豊が頭をつけて、差し手…

「裾払い」・決まり手の思い出・50…

(敬称略) 相手の足首の後ろから蹴って倒すと、「裾払い」になります。 「蹴返し」との違いは「後ろから」で、相手が踏み出した足を狙います。 相手が何らかの形で横向きになった場合、狙いやすくなり、決まれば相手は仰向けに倒れます。 英語では「Rear Fo…

「裾取り」・決まり手の思い出・49…

(敬称略) 相手の足首を外側から取って倒すと「裾取り」になります。 似た技に「小褄取り」があり、英訳も同様の「Ankle Pick」ですが、「小褄取り」は足首の正面を、「裾取り」は外側を狙います。 主に、投げを打たれた時に、相手の裾を取って逆に倒す技に…

「掬い投げ」・決まり手の思い出・48…

(敬称略) 廻しを取らない状態で、差し手を返すような動作で、相手を投げると、「掬い投げ」になります。 投げる手が「掬う」ような動作になるため、この名があります。 まわしが取れなくても決まるため、比較的よく出る決まり手です。 ただし、威力として…

「撞木反り」・決まり手の思い出・47…

(敬称略) 相手を肩まで担ぎ上げて、そのまま後ろに反って、相手を落とすと、「撞木反り」になります。 まるでプロレスの技で、実際に「飛行機投げ(ファイヤーマンズキャリー)」が、これに当たるそうです。 柔道では、「肩車」ですね。 ただし、1960年に…

「下手捻り」・決まり手の思い出・46…

(敬称略) 差し手(相手の腕と胴の間に腕を入れる)で廻しを取り、下方向に力をかけ、全身を捻って相手を倒すと、「下手捻り」になります。 英語では、「Twisting Underarm Throw」ですね。 下手で捻って倒す意味です。 多くの場合、反対の腕による上手投げ…

「下手投げ」・決まり手の思い出・45…

(敬称略) 差した、つまり相手の腕と脇の間に差し入れた手で、廻しをつかんで、差し手を返すようにして投げると、「下手投げ」になります。 上手と下手では、上手の方が力が出ます。 上手投げと下手投げの打ち合いでは、たいてい上手投げが勝ちますね。 下…

「下手出し投げ」・決まり手の思い出・44…

(敬称略) 差した手を押すようにして、体を開いて前に落とすように投げると、「下手出し投げ」になります。 引きずるような形で、相手は前に落ちます。 上手の場合は割とやりやすいんですが、下手だと相手の腕が邪魔になり、あまり決まらないと思います。 …

「鯖折り」・決まり手の思い出・43…

(敬称略) 相手を引きつけて、上からのしかかるように圧力をかけ、相手の膝をつかせると、「鯖折り」になります。 膝をつくだけならいいんですが、多くの場合、相手の膝には自分と相手の体重がのしかかり、非常に大きな負担がかかります。 記憶に残る一番で…

「逆とったり」・決まり手の思い出・42…

(敬称略) とったりを打たれた時、その手を抜くようにして、さらに腰を捻って、相手を倒すと、「逆とったり」になります。 まず、「とったり」を説明すると、相手の腕を後ろから取って、振るように捻り倒します。 腕を取るには、半身になる必要があり、腕を…

「小股掬い」・決まり手の思い出・41…

(敬称略) 相手の足を内側から掬い上げて倒すと、「小股掬い」になります。 前段階として、出し投げを打って、相手に足を踏み出させて、相手を横向きにし、足との距離を近くします。 その足を、内側、ふくらはぎや膝の裏などを掬うと、相手は仰向けに倒れま…

「小手捻り」・決まり手の思い出・40…

(敬称略) 廻しを取らず、相手の差し手を上から抱え、下方向に捻り倒すと、「小手捻り」になります。 小手投げとは逆に、腕が下方向に動きます。 小手投げは腕一本で決められますが、小手捻りはさすがに、反対側の腕で補助しないと、決まらないようです。 …

「小手投げ」・決まり手の思い出・39…

(敬称略) 廻しを取らず、相手の差し手を上から抱えて、そのまま振り回すように投げると、「小手投げ」になります。 相手の腕が極まった状態で投げるので、成功率は高い技です。 英語では「Armlock Throw」と言います。 しかし、投げる際は相手の腕に大きな…

「小褄取り」・決まり手の思い出・38…

(敬称略) 相手の足首辺りをつかんで引き上げ、重心を崩して倒すと、「小褄取り」になります。 「足取り」との違いは、「足取り」は太ももの辺りを取るのに対して、「小褄取り」はすねのもっと下、足首辺りを取ります。 しかも、横とか後ろから、足首の正面…

「腰投げ」・決まり手の思い出・37…

(敬称略) 相手を腰の上に乗せて投げると、「腰投げ」になります。 一本背負いもそうですが、相撲では膝をつくと負けになってしまう制約があるので、極度に体勢を低くして、相手の下に入るような技は、あまり有利とは言えません。 なので、あまり決まった例…

「蹴手繰り」・決まり手の思い出・36…

(敬称略) 相手の足を払いつつ、同時に肩をはたくか、腕をたぐって倒すと、「蹴手繰り」になります。 「手繰る」とは、「引き寄せる」の意味。 相手の腕や肩を取って、引っ張り込む感じで、さらに足を払って倒します。 主に立ち合いの時に、小兵力士が一発…