日曜日に行った、大相撲初場所千秋楽の、続きです。
番数進んで、三役そろい踏み
これも、千秋楽ならではですね。
三役最初の一番に勝つと、小結に適うと、矢が贈られます。
二番目の相撲に勝つと、関脇に適うと、贈られるのは弦。
矢よりずっとお安いんですけどね。
琴奨菊は勝ったけど、来場所は関脇へ陥落。
戻るには、十番勝たねばなりません。
そして結びの一番!
既に優勝は決まっていますが、両者気合いの入った一番!
稀勢の里、土俵際で掬い投げを決めて、見事勝利!
館内大いに沸いて、優勝を祝福しました。
結びの一番に勝つと、大関に適うと、弓が贈られます。
これを代わって受け、勝者の舞を演ずるのは、専門の若い力士。
今は聡ノ富士が務めます。
これが、弓取り式です。
万一弓を落としたときは、足で弓を拾うのが習わし。
勝った以上、土俵に手をついてはいけないのです。
この後、表彰式。
賜杯拝戴。
このために、辛い稽古を積んできたんですよね。
インタビューでは、目をうるませていましたね。
外国の友好杯、都道府県知事賞、企業では新聞社や、お酒の大関株式会社とかが続きます。
副賞もビッグ!
お米1トンとか、ちゃんこ300人前とか、牛一頭、ビール一年分、しいたけ詰め合わせ、ワンカップ大関一年分などなど。
アラブからはガソリン1年分が贈られたり!
副賞が発表されると、観客からどよめきが起こります。
副賞は受信料1年分!?ではないみたい…。
三賞。
もうこの辺りは、テレビに映りませんね。
殊勲に値する成績なので、殊勲賞。
よく敢闘したので、敢闘賞。
技能を発揮したので、技能賞。
簡単に読み上げられます。
受賞力士が退場し、代わりに入ってくるのは、若いお相撲さん。
前相撲を勝ち抜いて、来場所から四股名が番付に載ります。
観客も起立し、前途を祝して、三本締めを行います。
みな、立派なお相撲さんに、なれますように。
そして最後に、神送りの儀式が行われます。
土俵に宿っていた神様を、お送りする儀式です。
御幣を持った、一番若い行司さんを、若いお相撲さんみんなで胴上げ!
これで、大相撲初場所は、滞りなく終わったのでありました。
入場者に配られる取組表には、神送りの儀式の次、枠外に「千穐万歳」の文字があります。
「せんしゅうばんざい」と読み、千秋楽までの土俵の無事と、満員の入りを祈願する言葉ですが、それが無事叶った時でも、あるのでした。
土俵での行事は全て終わりましたが…、
実はもう一つ、イベントが。
優勝パレードが、あるのです。
入口付近でしばらく待っていると、出てきました。
稀勢の里関!
最初は優勝旗の陰になっちゃってたけど、こっちも向いてくれた!!
晴れやかな顔でした。
おめでとう!稀勢の里関!!
来場所は、横綱かな?
さらなる活躍を、期待してます。