螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「白」・一年生の思い出・67…

会社のデスクは白です。
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20191115132541j:image

会社のデスクは、比較的白が多いですね。

照明が白色の蛍光灯なので、合うのかな。

光が強いと目が疲れるので、結果的に室内の光量を落とせ、省エネになりますね。

 

白は、可視光線の全てが目に入った状態です。

白い物体は可視光線を、全て反射します。

一方、黒い物体は、可視光線を吸収するため、その部分は黒く見えます。

特定の波長のみを反射すると、赤とか青とかに見えるわけです。

 

光の三原色は、赤、緑、青で、光を混ぜるも明度が上がり、三色を混ぜると白になります。

LED(発光ダイオード)は、長く3色時代が続きましたが、これは青色のLEDが、技術的に難しかったためで、赤、緑、混ぜたときの黄色(橙)しか、出せませんでした。

(正確には、無点灯の黒も、表現できます)

 

今はフルカラーになり、光量もコントロール可能に。

「灰色」が出せるようになったのは、感動でしたね。

 

一方、絵の具の三原色は、水色(シアン)、桃色(マゼンタ)、そして黄色です。

シアンは、古代ギリシャ語の「暗い青」からだそうです。

マゼンタはイタリアの地名で、鮮やかなピンクの顔料が、当地で発見され、そのまま色名になりました。

 

ちなみに、光で、赤と緑を等量混ぜると黄色、赤と青だとマゼンタ、緑と青だとシアン、という関係です。

 

絵の具だと、混ぜると明度は下がり、最終的には黒になります。

印刷はもちろん、絵の具を使いますが、黒は使用頻度が高く、3色使うよりもいいインクがあるので、別に持っている方が普通ですね。

頭文字を取って、「CMYK」なんて言いますね(Kは“Key”略で、“重要”の意味らしい)。

 

「白」は…

印刷で「白」を表現するのは、「紙」です。

「白」そのものもですが、色の明度や彩度など、実は発色全体に、紙は大きく影響します。

なんたって、塗らない場所は、全て紙の色ですからね~

インクやプリンタに凝るのもいいですが、同じくらい、紙にこだわるのも、大切なんですよ!

 

 

次の漢字は、こちら

 

 

前の漢字は、こちら

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com