螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「コンテンツ」の開会式…

(敬称略)

東京オリンピック、開幕しましたね。

無観客ももちろんですが、開幕直前に制作スタッフに辞任が相次いで…

演出内容も、ちょっと心配してました。

 

最初は静かに、と言うか、定形で。

天皇陛下が見え、国旗、五輪旗が掲揚されて。

国歌はMISIAさんが、LGBT支援の象徴・虹色のドレスで歌いました。

LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender)は、性的少数者を表します。

 

選手入場は、どっかで聞いたことがある曲!!

ドラゴンクエスト」の、管弦楽版を使っていましたね~!

 

これには反応した人、多数!

海外の人は、「ファイナルファンタジー」かな?

両方使われていましたね。

 

この他にも、使われているのは、日本のゲームミュージックの数々。

知ってる曲では、「グラディウスⅡ」が使われていたのは、驚きでしたね~!

 

まぁ、207もの国、地域が出ますからね~!

長いですね。

ただ、今年は難民が選手団を組んで、オリンピックに出場できる道が開かれました。

いいことだと思います。

 

橋本会長のスピーチは、アスリートならではの、よいスピーチだったと思います。

バッハ会長は、ちょっと長かったですが…

「○○さんに感謝します」が、たくさんあったのでしょう。

 

劇団ひとりがいたずらして、場内の照明がついたり消えたり!?なんて場面も。

たしなめた荒川静香が、最終スイッチを入れると、海老蔵が「暫く」で登場。

いよいよ聖火の登場です。

 

聖火はどんな演出をするかと思いきや、意外にシンプルで。

ONに松井が、走りましたね~!

最後は、登場した階段を大坂なおみが上って、直接点火!

赤々と、聖火が燃え上がりました。

 

全体的に、派手な演出ではなかったですね。

直接の点火って、随分久しぶりでは?

映像の力はありますが、それ以上に、

「コンテンツの良さを、デジタル・アナログ相互で表現した」って感じましたね。

 

その最たる物が、前回の東京五輪から採用になった、ピクトグラムのパフォーマンス!

国籍問わず、誰でもわかる実用図案・ピクトグラムは、今回の東京五輪用には、50も準備したそうで。

それを、パントマイムで人文字を演じる!!

 

近代五種のピクトから抜け出た演者が、次々にピクトグラムになり切る!

黒子(白子)役が小道具を持ったり、時にはカメラを傾けて、背面を表現したり。

途中で小道具を落とすミスもあり、ハラハラ!!

調子を取り戻し、以後は、テンポよく演じていきます。

 

最後は3人の、トライアスロンで完了!

表彰台まで表現して、歓声が上がりました!

 

ネットでも話題をさらった、このピクトグラム

中に人は誰かと、騒がれました?が、パフォーマーは「が~まるちょば」のHIRO‐PONと、GABEZの、計3名。

日本はデジタルの技術ばかりじゃないところを、存分に見せてくれたと思います。

ちょっと、「仮装大賞」みたいでしたけどね…

 

まぁ、今までの「技術の日本」という観点では、めざましい新技術という物はなかったですね。

ドローンを密集させて、大会エンブレムを球体で表現するのは、確かにすごかったですが、例えばiPS細胞とか、ちょっと表現しようがないか?

今は目に直接見せられるような、新技術がないのかも。

 

そんな中、ゲームミュージックだったり、ピクトグラムのパフォーマンスだったり、日本の「コンテンツの表現」に舵を切ったのは、よかったのかもしれませんね。

ちょっと、こぢんまり感は、ありましたけどね…。