草加を南北に貫く、県道49号線(旧国道4号線・日光街道)の中でも、「旭町二丁目」交差点は、大きな交差点です。
国道298号線が、交差しますから。
その上空は、「東京外環自動車道」です。
この交差点を渡りながら、東側を見ると、こんなものがあります。
草加南水門と…
草加北水門!
双子の水門!?があるんです。
確かに、この旧日光街道に沿うように、綾瀬川が南北に流れています。
帰り、ふと思い立って、水門の近くまで行ってみました。
夜なんで、絵が暗いですが…
なんと!川がある!?
綾瀬川とは直交する方向です。
こっちの流れは、綾瀬川。
298号(外環)を横断する橋から見ると…
確かに、外環道に沿う形で、もう1本、川があるんです。
交差点付近で、綾瀬川とぶつかってるようですね。
北側に回ってみました。
水門の操作塔?は、かなり高いところにあるようですね。
確かに、仕切り板があります。
方向的には、綾瀬川から流れ出る水流を、制御してるようですね。
帰って調べたら、謎の川の名前、わかりましたよ。
「綾瀬川放水路」
綾瀬川から外環道に沿って東進、八潮市の八条付近で南にそれ、三郷市との境をなす、中川へ放水します。
中川への合流点には「八潮排水機場」があって、安定した放水を実現しているそうです。
沿線には貯水槽も造られており、綾瀬川の氾濫を防ぎ、遅らせることができるようになりました。
この設備の完成で、草加市はまた一つ、洪水を克服したわけです。
草加市は、洪水と戦ってきた街です。
何百人も死者が出る大洪水は、なかったかも知れません。
でも、大雨が降るごとに、家屋は浸水し、道は川になりました。
僕が子供だった、70年代ぐらいのことです。
でも今は、道路が数ミリぐらいの水で覆われることはあっても、浸水にまで至ることは、ほとんどなくなりました。
最近散見される「ゲリラ豪雨」も、草加に被害があったことは、多分ないと思います。
かつての惨状を知っている僕らからすれば、「奇跡!」ですね。
でもそれは、草加市自体が、水害に対して耐性ができているからではないか?
ここももちろんそうですが、放水路やポンプ場の建設、川そのものの整備、公園という公園の地下に貯水槽を造るなど、市内各所で実施された、いくつもの“小さな改良”が、実を結んでるんだと思います。
感謝!ですね。
行政に。