螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

青鬼…

今週のお題「鬼」

 

ウチも例年、豆まきをしますが、主に父が、場所を決めてね。

巨匠の「掃除が大変!」に、配慮せざるを得ないのです…。

 

多分、節分の行事が「豆まき」から「恵方巻き」に変わったのは、家庭内での奥様の地位が、主人を凌駕するぐらいに、飛躍的に上がったからだと思います。

 

鬼と言えば…

赤い身体、頭に角、怪力!と、恐れられる存在ですよね。

親や祖父母が、子供を教育するために、怖い存在として、登場させた人物だと思います。

 

でも、中には優しい鬼も、登場しますね。

童話「泣いた赤鬼」は、心優しい赤鬼と、その赤鬼と親友で、赤鬼が住人と仲良く出来るように配慮した、青鬼のお話でした。

脅威を登場させつつも、それにも人情味を溢れさせるのは、日本ならではかも知れませんね。

 

話はたいてい、青鬼の心遣いを知った赤鬼が、涙を流す所で終わりますが…

 

実は、続きがありまして。

f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20210130200358j:plain

 

旅に出た青鬼が、香川にたどり着いた時、住人にとても親切にされたそうで。

感謝して、ここに住み着いたというのです。

 

香川に止まらず、四国はお遍路の地として、知られています。

「お接待」といって、旅の修験者を、地元の方がもてなす習慣がありますね。

 

特に香川は、四国では最後の、涅槃の道場。

旅も終盤で、疲れ果てた修験者へのお接待は、きっと心を癒やしたんでしょうね。

 

香川の方々も、きっと、人情味溢れる方々だと思いますよ。