今週のお題「鬼」
ウチも例年、豆まきをしますが、主に父が、場所を決めてね。
巨匠の「掃除が大変!」に、配慮せざるを得ないのです…。
多分、節分の行事が「豆まき」から「恵方巻き」に変わったのは、家庭内での奥様の地位が、主人を凌駕するぐらいに、飛躍的に上がったからだと思います。
鬼と言えば…
赤い身体、頭に角、怪力!と、恐れられる存在ですよね。
親や祖父母が、子供を教育するために、怖い存在として、登場させた人物だと思います。
でも、中には優しい鬼も、登場しますね。
童話「泣いた赤鬼」は、心優しい赤鬼と、その赤鬼と親友で、赤鬼が住人と仲良く出来るように配慮した、青鬼のお話でした。
脅威を登場させつつも、それにも人情味を溢れさせるのは、日本ならではかも知れませんね。
話はたいてい、青鬼の心遣いを知った赤鬼が、涙を流す所で終わりますが…
実は、続きがありまして。
旅に出た青鬼が、香川にたどり着いた時、住人にとても親切にされたそうで。
感謝して、ここに住み着いたというのです。
香川に止まらず、四国はお遍路の地として、知られています。
「お接待」といって、旅の修験者を、地元の方がもてなす習慣がありますね。
特に香川は、四国では最後の、涅槃の道場。
旅も終盤で、疲れ果てた修験者へのお接待は、きっと心を癒やしたんでしょうね。
香川の方々も、きっと、人情味溢れる方々だと思いますよ。