僕は、渡ったことないけど。
瀬戸内海を越えると、芸州、安芸国です。
領域は広島県の中西部。
広島市をはじめ、呉市、廿日市市、三原市(一部)などを含みます。
旅行で訪れたのは、まずは宮島。
所要10分の航路ですが、なんと2社が運行しています。
こちらは、宮島松大汽船。
こちらはJR西日本。
(宮島口駅からの通し計算は、出来なかったと思います…)
ただし、「青春18きっぷ」などでは乗れるそうです。
料金は両社一緒ですが、JRの航路は日中、鳥居に接近するような航路になっています。
宮島は、日本三景ですね。
神社の方は、「厳島神社」。
鳥居は満ち干で海上になったり、陸地になったり。
干いている時は、近くまで行くことが出来ます。
水位が変わっても平気なような構造だそうで、床板の間に隙間が空いているのも、その一環だそうです。
島には鹿もいますね。
彼らは、人間が美味しいものを持ってることを、十分知っています。
迫ってきて、結構怖かったりします…。
広島へのアクセスは、飛行機か、新幹線か。
東京駅からだと、所要時間はほとんど変わりません。
ただ、新幹線だと乗り換えなしで、広島です。
飛行機は羽田空港まで出て、広島空港からも、バスで1時間近くかかります。
便数的にも新幹線が圧倒しますが、マイルを貯めたい人は飛行機でもどうぞ、って感じかも知れません。
広島空港に降りたって、訪れたのは…
海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」
本物の潜水艦を展示してあり、中に入ることも出来ます。
入館無料!
こんな潜望鏡で、深海を航行していたんですね。
かつての寝台車を思わせる、三段式寝台。
僕は、寝れそうにありません…。
狭い潜水艦での生活は、かなりの耐乏生活のようです。
肥満なんて、もってのほか!
ここは海上自衛隊の、広報展示施設です。
今の海自の大きな任務に、機雷を除去する「掃海任務」があります。
こんな機雷が、漂っているそうですよ。
日本の掃海任務は、世界的に高い評価を受けているそうです。
これだって立派な、世界貢献ですよね。
「大和ミュージアム」は500円取りますが、こちらも見応えありました。
大和の模型はもちろんですが、当時の資料などにも、価値のあるものがありました。
この時は呉線を使いましたが、海の景色がとてもいい路線ですね。
この時は広島に戻り、そのまま新幹線に乗って、博多を目指していますが、以前、出張で広島市内を訪れたことがありまして。
広島市内では忘れてはならない、2ヶ所の施設を写真に残していました。
1つは、広島市民球場。
在りし日の姿です。
この翌年の2010年、惜しまれつつ解体されましたが、長年に渡り、赤ヘル軍団、そして広島っ子を沸かせてきた、聖地です。
この時は、草野球に解放されていました。
炎のストッパー・津田恒美のレリーフも、ブルペンを見守っていました。
今は南区に「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」が完成し、カープの本拠地として、名場面を生み続けています。
そしてもう一つは、原爆ドーム。
1945年8月6日午前8時15分、広島市に原子爆弾が落ちました。
この建物は当時、広島県の産業奨励館として、使われていたそうです。
爆心地、爆発した時に真下にあったのが、この島病院(島外科、現:島内科)。
爆風と高熱により、建物は一瞬にして破壊され、院内にいた80余名は即死したそうです。
院長は当時、出張中でしたが、広島に帰った直後から、医療活動に当たったといいます。
このようなことが二度と起こらないことを祈るとともに、全人類が再発防止に努めなければならないと思いました。
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