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「極め倒し」・決まり手の思い出・30…

(敬称略)

両差しになられた外四ツの状態で、相手の腕の関節の辺りを、両側から抱えて、捻るなり引きずるなどして膝を付かせると、「極め倒し」になります。

 

英語では「Arm Barring Force Down」

Barringは「禁止」ですが、動けなくする、という意味でしょう。

 

その通り、相手に両腕を下から抱えられると、関節を締め付けられる形になって動かせなくなり、振りほどくのも非常に困難になります。

この状態で、無理に抵抗すると、腕も脚も怪我をする可能性がある、危険な状態になります。

 

「極め倒し」も「極め出し」も、主に背が高く、懐が深い力士が多用します。

特に小兵の場合、こういう力士に対して、安易に両差しになってはいけないと言われます。

 

なお、多いのは腕ですが、肩や首の関節でも、極まって倒せば「極め倒し」になるそうです。

 

 

次の決まり手は、「極め出し」

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前の決まり手は、「河津掛け」

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