Z80は、コンピューターの頭脳、CPU(Central Processing Unit)になるための、マイクロプロセッサーです。
Zは「ザイログ(Zilog)社」の頭文字で、長らくコンピュータ界を支えました。
僕が使っていたMSXでは、「Z80A」というCPUが、使われていました。
マシン語もかじったので、Wikipediaを見ると、見慣れたコマンドが羅列してありましたね。
プロセッサーは8ビット。
数字としては、2バイト使って、-32,768から、32,767までの扱えました。
(符号ビットを潰すと、65,535まで扱えました)
今のCPUは64ビット機が主流ですから、その規模は命令空間も含め、非常に小さいものです。
クロック数は2.5MHzで、今のGHz機に比べたら、桁が違う性能のものでした
(Z80Aは4MHz)。
でも、1970~80年代は、このぐらいのスペックが主流だったんですよ。
ゲームも出来たし、BASIC(Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code)言語を積んでいたので、プログラムを打ち込んで、気軽に楽しむことが出来ました。
さすがにビジネスユースとなると、億の単位が扱えないと使い物にならないので、16ビット機が使われましたけどね。
16ビット機の数値の範囲は、-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647で、正負約20億まで扱えたので、多くの実用に耐えました。
その後、インテルが台頭して、CPUも32ビット、64ビットと進化していき、今のパソコンライフを支えていますが、ザイログ社は16ビット機の「Z8000」で、開発を事実上失敗。
今は転々として、リテルヒューズというグループの傘下にあるそうです。
ただ、Z80自体は、まだ需要があるとか。
パソコンのCPUにはなれなくても、ちょっとした機器の心臓部としての、組み込みCPUとしては、これくらいのスペックで十分で、今でもZ80を生産しているそうですよ。
特にパチンコ業界では、メモリ量の規制が厳しく、そのスペックに合ったZ80が、今も使われているそうです。
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