螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

QD・略語の思い出・69…

QDは、「Quick Disk」の略です。

構造的には、フロッピーディスクのような形をしており、四角いケースに円盤が入っています。

この円盤の磁性体で、情報を読み書きするんですが、フロッピーディスクとの大きな違いは、「ランダムアクセス」が出来ません。

読み取りヘッダを自由に動かして、場所を変えて読み書きする、ということは出来ないわけです。

ディスク上に、データベースは構築出来ないですね。

 

常に先頭からデータを読みますから、構造上はレコードやカセットテープと、変わりません。

ただし、圧倒的に速く、ケース入りで扱いもしやすかったので、結構普及しました。

主にファミコンファミリーコンピュータ)の、「ディスクシステム」として。

子供でも、楽に扱えた媒体だったんです。

 

この「ディスクシステム」は、内容を書き換えることで、違ったゲームが楽しめるというシステムでした。

僕は持ってないですが、結構楽しんだ人、多かったんじゃないですかね?

ゲーム用途だと、ディスク上にデータベースなど構築しなくても、本体のメモリでどうにかなったんでしょうね。

 

過渡期のメディアでしたが、新旧のいい所を取った、いい商品だったと思います。

 

 

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