螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

十五夜と十三夜…

この月。
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9月10日に撮った、十五夜の月。

中秋の名月です。

 

うさぎの餅つきに、見えるかな?f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20221008185626j:image

 

そして、こちらは今日、10月8日に撮ったもの。

「十三夜」です。

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確かに、わずかに欠けていますね。

 

「十三夜」は、旧暦9月13日頃の月です。

新暦だと、だいたいこの10月上旬か、中旬。

中秋の名月は、豊作を願う行事だそうですが、十三夜の頃には収穫が始まっていますから、収穫に感謝する月だそうです。

 

満月の「十五夜」は、中国にも愛でる風習がありますが、「十三夜」は日本の風習。

平安時代醍醐天皇が月見の宴を催し、当夜の月を特に賞賛したのが、始まりだと言われています。

「わずかな欠け」に、奥ゆかしい美を見いだすのは、日本人らしい鴨知れませんね。

 

十五夜」の頃は、割と台風が来る確率が高く、月を見るのは難しい年が多いですが、秋の「十三夜」の頃は、天候も安定して、月も出てくれる可能性が高く、愛でられる年が多いとも言われます。

 

この「十五夜」と「十三夜」。

実は月見は「セット」で。

どちらかしか見ないのを、「片見月」と言って、縁起が悪いとさえ、言われます。

今年は無事に、両方愛でられましたね♪

 

ただ、今日の天候は、決して良くはなく。
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さっきの月は、本当に雲の合間を縫ったものだったようです。

ラッキーでしたね。

 

でも、こういう雲との共演も、なかなか乙なものだと思います。