旧麻布区。
とんと縁のない区です。
それもそのはず、20世紀は、旧麻布区にある駅は、六本木と広尾だけ。
それまで走っていた都電は全滅しており、「陸の孤島」なんて呼ばれてました。
坂も多く、住民は大変!
「昼の取材なのに…」ってがっかりめで行ったら、
「樹木で昼なお暗い」が由来とか。
昼に来るのが正解ですね♪
寄席坂
こんな坂に、寄席があったんだそうです。
鳥居さんの屋敷があったそう。
命名はこのパターンが多いですね。
21世紀に入るぐらいから、南北線や大江戸線が通り、六本木一丁目駅や麻布十番駅、赤羽橋駅が相次いで開業。
交通事情は一変したそうです。
「まとめ」は、こんな感じかな?
実は「麻布」とは、この寺が由来らしい!
「麻布山善福寺」
浅草寺にも肩を並べる古刹だそうです。
初代公使ハリスの、宿館があったそうですよ。
墓地内は撮影禁止なので撮りませんが、「さかさ銀杏」という、立派な銀杏の木があります。
「十番」も、昔からの地名です。
噂では、河川改修の十番目の工区だったとか。
十番稲荷神社
大きなカエルの像があります。
大火の時、池の巨大なカエルが、水を吐いて屋敷を救った、なんて伝説があります。
なので、縁起物♪
商店街には、こんなお店も。
豆の老舗「豆源」の豆菓子!
色とりどりのパッケージの、様々な豆を、詰め合わせ!
もちろん、五択にしたり♪
正解はこちら
「おとぼけ豆」
海老、青海苔、きざみ海苔の3種類が、入っています。
“欲張り”な僕にはぴったり!?
「三枚目“半”」だけど…。
ただし、3ついっぺんに食べると、どうもボケた味になるそうで、この名前だそうです。
せっかち早とちりは禁物、ってわけですね。
こんな豆も、あったんですが。
「おのろけ豆」
醤油味なので、昔は製造工程で、“仲良く”くっついてたんですって。
なので、「おのろけ豆」
えっ?なんでこれを正解にしないのか?だって??
…これ正解にしちゃうと、発表の時、
「おのろけを語らなきゃいけない」でしょ?
少し行くと、ちょっと不自然な形の広場に出ます。
そこには女の子の像が。
「きみちゃん」と言うそうです。
世代を超えて知られた、女の子です。
https://itunes.apple.com/jp/album/%E8%B5%A4%E3%81%84%E9%9D%B4/id218419048?i=218420084&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
そう、赤い靴はいてて、異人さんに連れてかれた子。
この子「きみちゃん」が、歌のモデルの女の子なんだそうです。
作詞は野口雨情です。
訳あって、異人のもとへ引き取られたきみちゃん。
母のかよは、きみちゃんが異国で幸せに暮らしてると信じて、親交のあった雨情に物語ったといいます。
そう、「信じて」
実は、きみちゃんは異国へは行けなかった。
結核、だったのです。
当地の孤児院で、わずか9才の生涯を閉じた、といいます。
このことを、母かよも、もちろん雨情も、知る由もなく。
別れた娘への思いを、雨情は詩にしたんでしょうが、実はもっと残酷な運命が隠れされていた。
…知らなくて、よかったのかも知れません。
知らない方が…。
像には、浄財を入れる口がありました。
僕も入れましたが、お供えする方が、後を絶ちませんでした。
街の方は、いまでもきみちゃんに、思いを寄せているのですね。
次は17・旧赤坂区です
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
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