螺旋を描いて…

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PHONETIC・関数の思い出・72…

PHONETIC。

意味は「音声」ですが、Excelでは「ふりがな」を指します。

 

実は、各セルには文字の他に、「ふりがな」という領域があります。

ここにふりがなを書いておくと、そのふりがなで並べ替えることが出来ます。

 

例えば、「幸」という文字でも、読み方は様々。

「こう」、「さち」、「さいわい」、名前読みでは「ゆき」とも読みますね。

 

でも、普通に並べ替えると、全て同じに並んでしまいます。

それも、漢字を並べ替える場合は、通常は文字コード順なので、ちょっといびつな音読み順に、並べ替えられてしまいます。

 

そこで、ふりがなを設定してあげれば、より日本語らしい並べ替えが可能になると、いうわけです。

並べ替えでは、「ふりがなを使う」というモードがあり、このモードにすれば、ふりがなを基準にして並べ替えることが可能です。

 

ふりがなは、リボン上に表示・非表示を切り替えるボタンがあり、表示状態ではふりがなを編集出来るようになります。

ただ、初期設定では表示されない設定なっている場合が多いです。

 

その時、この「PHONETIC」関数を使えば、ふりがな部分を取り出して、表示してくれます。

 

基本的に、セルに文字を入力すれば、ふりがなは自動設定されますが、必ずしも正確であるとは言えません。

入力状況や手段によっては、設定されない場合もあります。

この関数を使えば、ふりがな表示モードにしなくても、簡単確実に確認出来ますね。

 

Excelにおいて、基準によって並べ替えられるというのは、非常に強力な機能です。

データをいろいろな角度で見たり、使いやすいように加工するには、非常に有効ですね。

 

でも、実はこんなトラブルがあります。

「上手く並べ替えられない、同じ文字から始まるデータが、分かれて表示される」

 

いくら並べ替えしても直らないし、直し方もわからず、途方に暮れるパターンですが、実は、

「並べ替えにふりがなを使っており、しかもデータによって、ふりがなが設定されていたり、いなかったりしている」

場合が多いんです。

 

そんな時、このPHONETIC関数で、ふりがなを調べてみるといいですね。

 

まぁ、並べ替えで「ふりがなを使わない」モードにしてあげれば、データが分かれて表示される、決定的な不具合は避けられます。

僕も、マクロで並べ替えを行う場合は、ふりがなを使わないように、明確に設定して実施しています。

 

 

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