工学用語になりますかね。
略語からすると、「接地(Ground)」ですが、厳密には「電圧の基準」を意味します。
よく、「アース」といいますね。
地表につなぐ回路をいいます。
地表は電圧ゼロと解されており、接地することで、余計な電流を排除することが出来ます。
「GND」は、主に複数の回路を組み合わせる時に、基準となる電圧を示すために使われます。
なので、電圧ゼロとは限りません。
特に、プリント基板を流れる回路となると、流せる電圧の幅は非常にシビアで、過度に高い電圧は、回路を破壊しかねません。
複数の回路を組み合わせる時には、基準となる電圧を設定して、合わせる必要があるわけです。
基準値を合わせることで、複数の回路を流れる電圧を制御し、EMI(エミッション:Electromagnetic Interface)と呼ばれるノイズとか、電磁障害を防ぐことが出来るそうです。
EMI自体は電磁的な影響なので、直接回路をつなぐ以外にも、ノイズの発生源から、他の回路が影響を受けることもあるそうです。
非常に小さい領域の世界ですから、対策は相当な困難だそうで。
つないでみて、初めて分かる不具合も、多いと思います。
多分、机上で回路を設計するよりも、相当難しい作業でしょう。
この辺をクリア出来るのが、腕利きのエンジニアと言えるんでしょうね。
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