UHF。
「Ultra High Frequently」の略で、周波数にすると300MHz~3000MHz(3GHz)までの電波を指します。
日本語訳は「極超短波」ですね。
今は意識する必要はなくなりましたが、地上デジタル放送は、この周波数帯を使います。
それまでのアナログ放送では、関東はVHF(Very High Frequently)でしたから、デジタル化に向けて、アンテナの改修が必要だったわけです。
UHFは、電離層で反射しないため、電波塔から直線的に届く範囲で、受信が可能です。
地表まで来てしまうと、減衰が激しいため、あまり広範囲への受信には適していません。
それからすると、短波放送(High Frequently)は、電離層での反射を利用して、より遠くまで送信することが可能です。
また、UHFは波長が10cm~1mと、比較的短いので、アンテナを小型化することが出来、移動通信に適しています。
実際、地上デジタル化では、それまでテレビ用だった周波数の一部を、無線LANや携帯電話などの移動体通信に割り当て、利用されています。
今、人々の興味が、テレビから携帯電話に移りつつありますが、電波自体もそうなっているのが、興味深いですね。
今後、さらにテレビが廃れたら、周波数のさらなる開放も、あるかもしれませんね。
次の略語は、こちら
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
前の略語は、こちら