さぞかし荒川に揉まれた地域かと思いきや、現在の荒川は遠く離れ、区を流れるのは隅田川です。
荒川は暴れ川で、数々の治水の戦いが繰り広げられた川。
現在の千住大橋です。
自転車で通ったんですよ。
数週間後に控えていた、笠岡市「空と大地のカーニバル」へ行く際、レンタサイクルで往復35kmを自転車で行く必要があったんで、訓練のため、草加くんだりから行ったんです。
「大橋」とだけ書かれているのは、当時の名残でしょうか。
防御上の理由から、当時の隅田川には、この橋しかありませんでした。
そしてこの橋を境に、上流側が荒川、下流側が隅田川となりました。
東京市時代の荒川区の成立は1932年ですから、この当時は区に荒川が流れていたことになりますね。
大正・昭和期に、岩淵水門から人工河川「荒川放水路」が作られました。
この完成をもって、荒川放水路が正式に「荒川」になり、岩淵水門以下のそれまでの旧荒川は、全域が「隅田川」になりました。
本当なら、区名も伝統ある呼称を使って、「隅田川区」を名乗りたかったかも!?
でも、既に「墨田区」がありましたしね…。
ちなみに墨田区の“墨”は、隅田川の堤の呼称である「墨堤」から取っているそうですよ。
街は日暮里、尾久、町屋、南千住など。
今でこそ、人口20万人あまりは草加市にも届きませんが、当時は最も人口の多い区だったとか。
南千住付近のマンション林立を見るに、これからまだまだ、発展の余地はありそうです。
グルメで推したいのは、これかな?
「肉のきたじま」のメンチカツ♪
世界のキタジマこと、平泳ぎの北島康介選手のご実家です。
肉たっぷりのメンチカツには、野菜のシャキシャキ感もあって、なかなかの味♪
名物にうまいものあり!です。