螺旋を描いて…

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「矢立橋」・しりとりの思い出・5…

かつて、芭蕉も旅した、草加松原

こんな、太鼓橋が架かっています。

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「矢立橋」って言います。

芭蕉が、「奥の細道」で、出立の地を「矢立の始め」と書いているのに因んだそうです。

 

矢立とは、言わば携帯用の筆立てのこと。

屋外で書をしたためたり、句を詠んだりするには欠かせない道具で、今で言うところの、スマホのような役割を果たすものですね。

 

ところで、この橋に隣接する交差点は…、

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「谷古宇(やこう)橋」と言います。

なので、この太鼓橋が、「谷古宇橋」だって思っている人、結構いるんですよね。

 

谷古宇橋は存在しますが、こちらです。

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ちょうど、太鼓橋の矢立橋に直交し、下をくぐる橋です。

綾瀬川を渡す橋ですね。

 

さらに、似たような太鼓橋が、北側にもう一つ存在することも、地元の道路事情を複雑にしています。

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こちらは「百代橋」

同じく奥の細道で、前文に「月日は百代の過客にして…」ってあるのに因むんですが、見た目はそっくりなので、車からの目印にはならないんですよね。

 

橋は一つで、よかったような気がします…。

 

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