こんな、太鼓橋が架かっています。
「矢立橋」って言います。
芭蕉が、「奥の細道」で、出立の地を「矢立の始め」と書いているのに因んだそうです。
矢立とは、言わば携帯用の筆立てのこと。
屋外で書をしたためたり、句を詠んだりするには欠かせない道具で、今で言うところの、スマホのような役割を果たすものですね。
ところで、この橋に隣接する交差点は…、
「谷古宇(やこう)橋」と言います。
なので、この太鼓橋が、「谷古宇橋」だって思っている人、結構いるんですよね。
谷古宇橋は存在しますが、こちらです。
ちょうど、太鼓橋の矢立橋に直交し、下をくぐる橋です。
綾瀬川を渡す橋ですね。
さらに、似たような太鼓橋が、北側にもう一つ存在することも、地元の道路事情を複雑にしています。
こちらは「百代橋」
同じく奥の細道で、前文に「月日は百代の過客にして…」ってあるのに因むんですが、見た目はそっくりなので、車からの目印にはならないんですよね。
橋は一つで、よかったような気がします…。
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