今日の夜な夜なは、この紫の缶からスタート!
全国の「ゆかり」ちゃぁ~ん♪
「ゆかり」と聞いて、「シソじゃない?」って気づいた方。
鋭いです。
そう、「ゆかり」は「赤しそ」のこと。
緑色の青じそに対して、赤しそは紫色をしています。
「じゃあ、しそとゆかりの違いは?」
調べると、「ゆかり」は、ふりかけメーカーの「三島食品」の、登録商標なんだそうです。
実は、こんな歌があったそうで。
「紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る」
「むらさき草がたった一本咲いているだけで、武蔵野の草花はみんな、愛おしく思えてしまう」
古今和歌集の、詠み人知らずの歌だそうです。
いにしえから、紫には縁(ゆかり)を感じさせる、色だったそうです。
当時、紫は非常に高貴・高価な色で、一般の人は滅多に、見ることはなかったでしょう。
それだけに、紫を見つけたことに、縁を感じたんでしょうね。
三島食品は、赤じその商品を世に出すに当たって、紫が持つ「縁」、そしてお客様との「縁・ゆかり」を大事にしたいと、この「ゆかり」を商品名にしたそうです。
当時は、「ゆかり」の商標権を持っていたのは、中埜酢店、今のミツカンでしたが、快く権利を使わせもらっていたそうです。
きっと、熱い思いが、伝わったんでしょうね。
現在は正式に、ミツカングループから権利を譲り受け、三島食品が商標として、使っているそうですよ。
紫の食材と言えば、ナス、ぶどうがありますが、この赤じそも、そうですよね。
しそは食中毒に当たった人に、煎じて飲ませたら、命を取り留めた、って伝説もあるぐらい、体に良く、命をつなぐ植物です。
僕も、赤じそを食べる機会があります。
次回はそんな「ゆかり」も感じながら、食するとしましょう。