RTP。
「Realtime Transport Protocol」の略です。
「Realtime」で、ピンと来た方もいらっしゃるでしょうが、データをリアルタイムに、どんどん転送するプロトコルです。
(プロトコル:データをやり取りする際、送り手と受け手が条件をすりあわせるための手順)
通常のIP(Internet Protocol)などは、データ全てを確実に送ることを、目的とします。
どれかが遅れたら、到着まで待つし、正しく届かなければ、再送を要求します。
でも、このRTPは、時間通り来たもののみを次に渡し、送られてこないデータ、遅延して届いたデータは、無視します。
UDP(User Datagram Protocol)の上で動く、軽いプロトコルですが、ちゃんとふるいにかけているわけです。
この仕組みが適しているのは、音声通話とか、動画とか。
プログラムやホームページと違って、データが多少欠落しても、受ける人はそれほど気になりません。
むしろ、順番がごちゃごちゃになる方が、聞きづらく、画面も乱れます。
このRTPは、そんな特性に合った、重要なプロトコルなんですよ。
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