螺旋を描いて…

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RTP・略語の思い出・44…

RTP。

「Realtime Transport Protocol」の略です。

 

「Realtime」で、ピンと来た方もいらっしゃるでしょうが、データをリアルタイムに、どんどん転送するプロトコルです。

プロトコル:データをやり取りする際、送り手と受け手が条件をすりあわせるための手順)

 

通常のIP(Internet Protocol)などは、データ全てを確実に送ることを、目的とします。

どれかが遅れたら、到着まで待つし、正しく届かなければ、再送を要求します。

 

でも、このRTPは、時間通り来たもののみを次に渡し、送られてこないデータ、遅延して届いたデータは、無視します。

UDP(User Datagram Protocol)の上で動く、軽いプロトコルですが、ちゃんとふるいにかけているわけです。

 

この仕組みが適しているのは、音声通話とか、動画とか。

プログラムやホームページと違って、データが多少欠落しても、受ける人はそれほど気になりません。

むしろ、順番がごちゃごちゃになる方が、聞きづらく、画面も乱れます。

 

このRTPは、そんな特性に合った、重要なプロトコルなんですよ。

 

 

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