「IFNA」関数は、引数に書かれた式を評価して、もし、式の結果が「N/A」だったら、指定した値を表示する、という動作をします。
「N/A」は、Excelのエラーの一つ。
「Not Applicable」の「該当なし」か、「Not Available」の「利用不可」を表し、数式にエラーはなかったが、返す答がなかったことを表します。
これで、思い当たるのは、「VLOOKUP」関数ですね。
テーブルの見出しを検索して、データを取り出す関数ですが、一致する見出しがない場合があります。
この時のために、通常はISERROR関数を使って判定して、エラーならだいたいの値を表示するように出来ますが、これ、長いVLOOKUP関数を、2回書かなきゃいけないんですよね。
この「IFNA」関数の場合は、評価の結果、「N/A」でない、つまり表示する値があった場合は、そのまま式の結果を表示します。
ない場合には、引数に例えば「該当ありません」とでも書いておけば、その場合だけ表示できます。
IF関数のバリエーションとして、出来たんでしょうね。
VLOOKUP関数はよく使う関数ですから、セットで使うと良さそうです。
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