螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

器の会…

乙4(乙種第4類危険物取扱者)試験まで、あと2日ですが…

押上文庫!

 

定例会に、呼ばれまして。

 

陶芸家の末廣学さんが、個展で上京するのに合わせて、会を開くとかで。

強く誘われましてね。

そう言えば、「酒と酒器の店」に10年も通いながら、酒器の話は、あまり聞いたことがなく。

参加することにしました。

イベントって、安い値段でいろいろ食べられるし、いろんな人と話が出来ますしね!

 

それまで、試験勉強はみっちりやってね!

 

もう一人のゲスト、窪田裕子さんは、ミュージシャン。

ピアノ「スタインウェイ」の「投げ銭ライブ」との銘打ちで、会はスタートしました♪

 

まずは、お造りから。

 

卓は割と、静かなメンバー。

向かいの若い工芸作家は、自作の精巧な値付けを持っていて!

触らせてもらうと、心地よい風合いがしましたね~!

 

その隣は、かつて末廣さんを、「若手陶芸家」として取材した女性!

さらに、僕の隣の人が、その記事が載った雑誌を持ってきていて!

真摯な好青年!でしたね~!

 

手に職がある人って、素晴らしいですね!

 

青菜と油揚も、イベントの定番です。

 

何故か撮れてなかった、きのこのあんかけ汁物も、秋らしくていいですね~♪

 

酒も!

この「風の森」は、奈良のお酒!

 

こちらは窪田さんゆかりの、「花姫桜」

出身地の新居浜のお酒です。

 

窪田さんは、新居浜の人だそうで。

「窪田さんにくっついて、お酒を飲ませてもらおうと思ったら、ライブまで開いてくれて!」なんて仰っていましたが、ジャズやスタンダード、昭和歌謡など、先週のスタインウェイとは、また違った響きですね♪

ご本人も、「よく響くピアノ!」と仰ってましたが、存在感のある音色です。

座る場所も、先週とは反対だったので、違いが楽しめました♪

 

目が合って、リクエストを求められたので…

秋なので、「枯葉」を。

ややスローテンポで、情感たっぷりに、弾いていただきました~♪

 

投げ銭、「僕なりに」弾んでおきましたよ!

 

鮭!

 

「昼も鮭だった!」って人もいましたが、西京漬けは味わいが違いますね♪

 

せっかくの器の会なので、器に触ってみました。

 

取り皿です。

確かに、器にこだわる店ですが、通常は料理が盛られた状態で出されるので、器に触る機会って、意外とないんですよね。

工業製品と違って、風合いが温かいですね。

今回はいろんな話を聞けましたが、この「手触り」を楽しめたのが、大きな収穫でした!

 

裏返してみて…

 

「高台に、砂の跡があるね」と、同席者。

なるほど、陶芸を趣味にする人は、こういう所を見るのですね。

 

さっきの鮭を、乗せました。

 

鑑賞も大事ですが、やはりお皿は、実用されてなんぼだと思います。

 

ちなみに、ぐい呑みは好きなものを一つ選べるとかで…

 

六角形のを!

「五角(ごうかく)」に、もう少し余裕を乗せて、という意味で選びましたが…

意外と面白いぐい呑みで!

面で飲むのと、角で飲むのでは、味の感じ方が違うんですよ!

 

隣の女性とも、話す機会が。

押上で、民芸品などを売っているそうですが、駅の西側で、僕があまり言ってないエリアですね。

隅田川方面なので、近くは通ってはいると思いますが。

 

ぬか漬けなんかも売っているそうで、「最近の規制が大変なのでは?」と水を向けたら、「飲食店の免許」をお持ちだそうで。

元々は看護師だったそうですが、会社の保健師を務めたことがあるそうで、いろんな世界をいろいろ見てきた人のようです。

 

「出世する人って、性格的にキツい人が多いのよ~

うつ病になって、会社を辞める人の方が、本当は優しい人なのよね~」だそうですよ。

 

そろそろ、会も後半。

温かい汁物は、安心しますね♪

 

今日は、菜飯で締めでした~!

 

こんな差し入れも!

備前名物!

 

皮が薄くて、あんこがたっぷりでした♪

 

終盤は末廣さん、窪田さんも卓に来てくれて!

料理を出し終えた文庫さんも加わって、器談議に!

 

陶芸家にも、いろいろな目指すものがあるそうで。

造形にこだわる人は、窯はガスで、正確に焼けた方がいいって人もいるし、逆に末廣さんは、登り窯、しかも薪で焚く窯にこだわるそう。

蒸気機関車もそうですが、窯も満遍なく薪をくべないと、温度が均一になりませんから、ずっと窯を見ている必要があり、特に目をやられるそうで。

大変な職業ですが、それも苦にならないそう。

「コントロール出来ないはずの窯を、コントロールして、素晴らしい作品を作りたい!」という情熱が、勝るそうですよ!

時には意外性も、出たりするんでしょうね~!

 

ちなみに末廣さんも、選んだのはこのぐい呑み

(写真は僕が選んだものですが)

 

これ、池西さんという作家の作品だそう。

「この人、どの流派の作品を作らせても、上手いんだよね~」だそう。

文庫さんによると、とにかくいろんな作家を訪ねては、教えを請う人で、逆に聞きに来れば、惜しみなく教える人だそう。

「この素晴らしい作品が、どうやって出来たのか?」という、技術ややり方に、非常に興味のある人だそうです。

このくだりの話は、特に面白かったですね。

陶芸家と言うと、視点は一点集中で、とっつきにくく、出来が悪いと作品を割ってしまうような、激しい厳しい人、というイメージがありましたが、いろんな道があって、奥も深いですが、幅も広い世界だと感じました。

 

すっかり夜も更けて…

 

23時過ぎまで、話しましたよ!

能動的に行った会ではありませんが、面白い話が聞けて、楽しかったですね♪

ありがとうございました~!