螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

弟になれるひととき…

今日は仕事が早く上がれたので、地元の床屋さんに。

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※ 店を出た時の写真なので、電気は消えてますね。

 

家族経営の、床屋さんです。

僕は小学校1年生までと、郵便局を退職してからの2回、草加に在住していますが、ここのご家族とはいろいろと縁がありまして。

子供の頃は、すぐ近所に住んでたんです。

1歳上のお姉ちゃんがいて。

よく遊んでもらいました。

幼稚園の愚痴も、聞いたけどね。

 

その後、僕らはあちこちを転々。

その間、このお店は都内に店を構え、社長らを客にするほどの繁盛ぶりだったそうです。

だから、腕は立ちますよ!

 

僕の両親が草加に帰った頃には、お店も草加に戻ってて。

以来、僕も父もお世話になっています。

 

お店にはご主人、息子さん、そして職人さんの3人がいます。

順番によって、誰に当たるかが決まりますが、暗黙の了解で、選んだり選ばれたりすることもあります。

 

職人さんは若くて、向上心溢れる方ですね。

それまでの職人さんがバリカンを使ってたところを、ハサミ一本で刈ってくれます。

 

ご主人もまだまだ現役。

ご主人に当たると、世間話になることが多いですね。

 

そして、息子さんに当たると、趣味の話になります。

鉄道や航空にも詳しいし、普通の人よりも、遥かに話に深みがある。

話し応え、聞き応えがあります。

最近はお酒の話も。

ワインにも詳しいですし、今日は日本酒の話なんかも。

今日は半分は、お酒の話でした。

 

この方、さっきのお姉ちゃんより、さらに4歳年上のお兄ちゃん。

僕とは5歳も離れていますから、当時はかなり大きな印象で。

1年生のガキにとって、6年生のお兄ちゃんは大きくて、遠い存在でした。

 

それが今、客と職人の立場でありながら、他の方と話す時とは、ちょっと感覚が違う。

話は基本的にお兄さん主導。

刃物を扱うので、話しかけるのがマズい場面もありますからね。

いろんな話を振ってくれますが、どことなく、優しさを感じます。

時には僕の、ちょっとやんちゃな受け答えも、受け止めてくれる。

そう、まるで弟になったみたい。

安心感が、あるんです。

 

僕は2人兄弟の長男ですから、弟の立場になることは、あまりない。

でもここでの時間は、「弟になれる」貴重なひとときなんですよ♪

 

いつもありがとう!

お兄ちゃん!!