螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「わ」の思い出…

大阪版の「わ」は、

 

「若い時は二度ない」です。

 

若いときは二度とない。

だから、若い時を大切にせよ、という言葉です。

 

しかし、これに反論した方がいらっしゃいまして。

「老年だって、二度ない」と。

確かに、そうですね~

僕も40代後半ですが、若いときも今も、同じぐらい大切だと思っています。

 

ただ、老年には若いときの「記憶」がある。

「経験」がある。

そんな色の入った“眼鏡”で、ものを見たときの、若いときにああしておけば、こうしておけばという、後悔の言葉なんじゃないかって思います。

 

若い人にとっても、老年のそういった言葉を受けて、その通りにするのが一見、正しいように見えます。

でも、老年が生きた若い時代と、今の若者が生きている時代とでは、全く違うんです。

 

今は、インターネット、というより、スマホが、LINEが活用できないと、上手く生きていけません。

話題になることも、話題になり方も、下手したら数年前とも違うぐらいですよね。

逆に、「算盤=そろばん」なんて読めない人、そもそも算盤がイメージできない人だっている。

老年の人生と若者の人生は、環境からして全然違うわけで。

 

お互い、その時代に合わせた形で、懸命に生きるのが、結局は上手くような気がします。

ただ、世代が違う人からの意見は、自分とは全く立場が違う、ある意味、自分からは出すのは難しい意見ですので、思わぬところで参考になったりは、すると思います。

 

年配者の意見は、もちろん参考にはなるんだけど、バイブルとまでにはならないかなぁ…というのが、その間にいる者の感想です。