理系。
数学及び理学、自然科学を学ぶ学問です。
医歯薬学、工学も、理系かな?
人文、法学、経済経営、商学、教育学部などは、文系になります。
僕自身は、自然科学に興味があったので、理系かなって思っていました。
父にも理系を勧められました。
父自身は経済、管理畑ですが、メーカーの会社にいて、理系の社員を多数見てきたので、息子にも就かせたかったようです。
一方、母には文系を勧められ。
本とかをもっと読ませたかった、らしいです。
家庭内で、引っ張り合い…
ただ、高校1年の担任の先生は、「文系向き」だって、仰ったんですよね。
2年から文系理系を分けますから、この先生も、当事者です。
2対2…
結局、自然科学の興味を押し通す感じで、理系に進みました。
得意なのは理科系と社会系。
国語と英語は苦手というか、好きじゃありませんでしたから、より苦手な科目がない方向、と言うのも、決め手になりました。
本も、嫌いでしたしね。
じっとして、読み続けるのが、苦痛でした。
理系中心の勉強をし、センター試験(実は一期生!)でも、物理が点を稼いだかな?
進んだのは、信州大学の理学部でした。
実際に、大学へ進んでみて…
「向いてない」と思うのに、半年もかかりませんでした。
実は、数学はあまり、得意じゃなかったんです。
自然科学と違って、数学は概念の話ですから、イメージするのが難しかった。
でも、大学ともなると、自然科学のベースに、数学の頭がないと、とても授業について行けないんです。
留年なんかもあって、結局、大卒という職には、就けませんでした。
その後、郵便局に勤めて、うつ病を発症、IT系に進み、今はSFAの管理と、ExcelVBAのプログラミングが、仕事のメインになっています。
ITって言うと、理系なように思うでしょ?
実は、文系出身者が多いんです。
特にプログラミングなんかは、込み入った命令書を、理路整然と書き上げる仕事ですから、実は文系の方が、向いているのです。
家族として、感情も入る両親以外に、僕を「文系向き」だとした、高校の先生。
実は新採1年目の先生だったんですが、確かな目をお持ちだったと、今更ながらに思います。
でも、一旦理系に進んだことを、僕はこれっぽっちも後悔していません。
理系の勉強は、仮説、実験または証明を繰り返していくわけですが、証明や実験の過程で、しっかり結果が出る。
そうなると、その後の判断が、ピシッと決まります。
もちろん、最先端に行くと、そう簡単には答えは出ないんでしょうけど、少なくとも大学の勉強のレベルでも、より正しい答を導くための、過程を身につけられたかなって、思うんです。
例えば、選択肢の整理とか、実験する順番とか。
結果の評価も、そうですね。
効率よく、正解を導くには、どれも必要なスキルです。
これって、文系的なことにも、応用可能で。
プログラムを組むに当たっても、理系的な思考で、文系的なプログラムを組めてるかな、とね。
決して、理系の勉強は無駄ではなかったって、思ってますよ。
文系か理系かは、高校生だと非常に大きなテーマです。
悩むことも、あるでしょう。
でも、自分のやりたいと思った方向を、進めばいいと思う。
直接活きないような仕事に就いたとしても、勉強したことは、減ることはありません。
活きる場面は、たくさんあると思いますよ!
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