今週のお題「わたしのコレクション」
いま、「交通系…」と言うと、IC決済ですよね。
でも、その前だと、
「プリペイドカード」
だったんですよ!
JRで使える「オレンジカード」、などですね。
それを集めていた時期が、あったんですよ。
カードケースが、こんなに!
例えばこれは、東武鉄道の「SFとーぶカード」、「干支シリーズ」
毎年1月頃に発売されました。
1990年の午年から始まったので、2001年の巳年で、完結ですね。
他社では営団地下鉄(東京メトロ)が、「SFメトロカード」、小田急電鉄が「ロマンスカード」、西武鉄道が「レオカード」など、各社で特徴のある名前をつけていましたね。
券売機で使えるカードでしたが、全国で使えましたね。
直接、自動改札機に通せるカードでした。
私鉄だと、関東は「パスネット」に相当しますね。
関西は「スルッとKANSAI」
乗り換えや直通がありますから、各社がまとまって、一つのサービスにしました。
現地限定で売っているカードもあって、そのまま記念品になりましたね。
しかも、額面分は地元のJRで使えるので、カードは実質無料で、手元に残りました。
実は、通販で手に入るカードもありました。
これは、JR北海道のカレンダー「光と風の物語」を、1ヶ月ずつカードにして、販売したものです。
今はもう、オレンジカードにはなっていませんが、カレンダーの方は、継続しているそうですよ。
北海道の美しい自然を切り取った、素晴らしいカレンダーです。
通販だと、全国のカードが、多数、手に入るので、結果的にJRに乗るようになります。
当時は湯河原に住んでいたので、このカードを使って、新横浜まで行って、美味しいラーメンを食べていた!
実は、JR東日本の券売機では、カードで特急券が買えたんです。
カードを買っては新横浜に行っていたので、体重は随分、増えることになりました…。
これはちょっと、変わり種。
JR東日本の長野支社が、県歌「信濃の国」をあしらった、オレンジカードを仕立てました。
特に2000年、2001年は、「ミレニアム」と言うことで、企画もののカードが、数多く販売されました。
こちらは、JR九州の列車シリーズ。
JR九州の車両は、それだけで一つの、風物になり得ますね。
ただ、このカード類には会社によって温度差があり、JR北海道やJR四国は、通販に出すぐらい、積極的。
逆にJR東海、JR九州は、あまり積極的ではありませんでした。
温度差は私鉄にもあって、積極的にカードを販売するところもあれば、お付き合い程度のところも、あったようです。
そんな感じで、順調にカードを増やしていたんですが…
一気に終焉を迎えます。
一つは、カードのIC化。
カードを何度でも、使えるようになり、使い捨てのプリペイドカードを、売る必要がなくなりました。
もう一つは、会計ルールの変更。
プリペイドカードで売った分を、負債計上しなければならなくなったのです。
つまり、プリペイドカードが需要の先食いであることが、明確になってしまったんですね。
以来、プリペイドカード事業を積極的に推し進める会社は、なくなりました。
今では、僕もICカードを使います。
会社間の垣根もなくなり、他の買い物も出来るようになり、利便を享受しているんですが…
一抹の寂しさは、まだ持っていたりします…