螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

ラーフル…

今週のお題「これって私の地元だけですか」

 

中学1年の時に、神奈川県の綾瀬市から、鹿児島県に移住しました。

 

最初に障害になったのは、言葉。

通用するのは鹿児島弁です。

もちろん、同じ日本語ではあるんですが、イントネーションが違うだけでも、聞き取りは随分苦労しました。

 

「おい」と「わい」が、一般とは逆である、という特徴もありました。

鹿児島では、「おい」は自分、「わい」は相手です。

 

ただし、中学生になっているので、ある程度標準語も通用しました。

弟は小学生で、先生も年配だったそうで、相当苦労したとか。

その分、鹿児島にディープに染まって、今は鹿児島県人です。

 

その学校で、出会った言葉。

ラーフル

黒板消しのことです。

 

調べると、使われているのは、鹿児島、宮崎、愛媛の、かなり限られた地域のようですね。

 

僕もそれまで、「黒板消しは黒板消し」で、6年ちょっとを過ごしてきましたが、クラスの子や先生は、普通に「ラーフル」って使ってるんですよね。

誰からも教えてもらいませんでしたが、なんとなく意味を覚えて、理解しました。

自分からも、使ったかな?

 

やっぱり、中学から入ると、「鹿児島弁は理解するけど、自分からはあまり使わない」という状態になるんですが、この「ラーフル」は、使ったかも知れません。

それ以外では、「直す(しまう、片付ける)」ぐらいかな?

 

ある意味、貴重な鹿児島の置き土産、かも知れませんね。