螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

鰆の思い出…

今週のお題「苦手だったもの」

 

小学生の頃。

魚は、苦手でした。

 

巨匠(母)は、焼き魚とかいろいろ、出してくれましたが、どうも好きになれなくて。

小骨も、気になってました。

 

唯一、まぁ美味しく食べられたのは、「アジの唐揚げ」でしたね。

衣に小麦粉かな?をつけて、油で揚げた料理でした。

これなら、小骨も気になりませんでした。

 

ところが、中学1年の時に、それまでの神奈川県綾瀬市から、鹿児島県へ移住することになって。

住んだのは姶良町(現:姶良市)で、海辺の街でしたから、魚は豊富にありまして。

「かわいいかわいい魚屋さん~♪」なんて、移動販売も回ってきました。

 

改めて食べると、結構美味しく感じて!

僕の、魚に対するイメージは、この時にガラッと変わったんですよ。

 

まぁ、いろんな要因はあると思います。

やっぱり海辺の街ですから、流通もよく、魚は新鮮だったでしょう。

家族も、綾瀬ではあまり行かなかった、回転寿司に行くようになり、魚を食べる機会や形態が増えました。

そして僕も中学生になったことで、味覚に幅が出たこともありますね。

 

とにかく、この中学生の時期に、魚嫌いを克服することになりました。

 

キーになる魚は、いろいろありました。

鹿児島になくて綾瀬になかったものとして、カツオの叩きとか。

鹿児島の名産ですね。

あと、サバが生で寿司に乗ったのも、鹿児島だったと思います。

しめ鯖なんて、子供の食べるものじゃありませんでしたしね。

 

でも、僕としては、特に印象に残っているのは…
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これ、鰆なんです。

 

中学で、部活から帰ってくると、よくこの鰆が、食卓に上りました。

たいてい焼いてあるんですが、味噌焼だったり、西京漬けだったりで。

 

これが、結構美味しく感じたんです。

意外なほど!

 

それまでの魚とは違って、臭みがなかったのかな?

次第に、鰆が食卓に上るのが、楽しみになって♪

僕の魚嫌いをひっくり返したのは、紛れもない、この「鰆」なんですよ!

 

今は、小骨はおろか、皮もワタも気にならなくなり、骨も食べられれば、砕いて食べちゃう。

焼き魚は、骨さえも残らないことがあります。

(作法はめちゃくちゃですけどね)

ブリやホヤ、ナマコといった、多少クセがあるものも好きだし、寿司屋ではエンガワを必ず注文したり。

 

もちろん肉も好きだけど、比べたら「魚!」って答えるでしょうね♪

 

そういう意味では、親の転勤で鹿児島に行ったことは、人生の上でも大きな意味がありました。

今、もし魚が食べられないとなれば、本当に人生が狭くなっていたって、思いますよ。

 

裏では、後天的?な苦手の、克服話です。

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