螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「また会う日まで」…

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今日は、休暇をいただいて。
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日本基督教団 中渋谷教会。

渋谷区にある教会です。

 

実は、幼少期からお世話になった伯母が、この夏に亡くなりまして。

既に故郷の施設におり、死に目には会えなかったんですが、最期は老衰で、「ろうそくが消えるように」亡くなったそうです。

 

故人は子孫がいないので、妹である母が喪主として、記念会という法事に、出席してきました。

 

故人はクリスチャンなので、教会で執り行われました。

僕はクリスチャンでありませんが、故人が施設に移る時、お別れ会に出席したことがあります。

賛美歌を歌い、聖書が読まれて、という形式は、その時に体験しました。

 

牧師様の説教では、故人と教会、そしてキリスト教との関わりが、幾つか紹介されました。

今日選ばれた賛美歌や、朗読された聖書は、故人や、故人と教会との縁に深く関わったものであることも、明かされました。

 

伯母として、ずっと親しんでいましたが、信仰の心は、少女時代から持っていたようで、「残りの人生を鑑みて、教会の門を叩いた」と話されましたが、まさに、朗読された「マタイによる福音書 第7章第7~12節」を具現したものだと、教えられました。

 

洗礼を受けたのは、だいたい今の僕と同じぐらいの歳だそうで、考えさせられるものがありました。

 

また、信仰はもちろん、牧師様や他の信者の方々と、様々な交流を深めたことも、精神的な支えとなったことでしょう。

 

不信心者の考えで、恐縮ですが、仏教だと、死者は「仏になる」という考えだったと思います。

一方、キリスト教では、「神のおそばに行く」という考え方のようですね。

仏は、悟りを開いた者として、祝福を受ける存在、また人生を全うして、愛する神の元へ行くのも、また祝福を受けることだと思います。

考え方は違えども、死を悲しみ、寂しがると同時に、死者を讃え、温かく送り出だそうとする気持ちは、宗派を問わないと思いました。

 

最後に、献花。

非常に多くの方に、献花をいただきました。

故人の人柄を思うとともに、多くの方に交流をいただいたことに、感謝です。

 

お昼では、近しい者が集う機会になりました。

親戚と言えども、なかなか会う機会がないですから、いろいろ話し、聞きましたよ。

 

マイクロバスで、教会の霊園に。

小平霊園の一角に、教会信者用の墓地がありました。

山手通り、青梅街道、新青梅街道と通って、1時間20分。

沿線は幾つか、歩いたり運転したことがある場所があったので、巨匠(母)と話しながら。

 

霊園の周りは、場所柄、石屋さんの街になっていました。

ここで埋葬の手続きをして、墓地前に。

納骨式が執り行われました。

 

賛美歌を歌って、牧師様のお話を聞いて。

最後は、聞き覚えのある賛美歌を歌い、式は滞りなく、終わりました。

 

最後は「また会う日まで…」と歌うんですね。

人は誰でも、いつかは死にます。

そのことを意識しつつ、先に神の下に行った故人を、祝福する気持ちがあるのかなと思いました。

 

渋谷に帰って、御斎を。f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20231002215208j:image

 

セルリアンホテルの「かるめら」にて。

旬の食事を囲んで、親戚の交流の場となりました。

 

お集まりの皆さん、ありがとうございました。

また、牧師様、運転士さん、教会・霊園の関係者の方にも、感謝いたします。

 

最後に…

僕にとっては、生まれた頃から可愛がってもらった、伯母さんでした。

母は上田の出で、関東に出てきていますが、同じく関東にいる親戚として、家族ぐるみの交流がありました。

母は専業主婦でしたが、伯母は一人暮らしで、長く職業を持った人。

国際的な仕事も、長くこなしていたそうです。

趣味も広く、母の趣味と重なる所も、全く違う趣味もあって、母とは違うタイプの女性だったんですよね。

 

そういった女性と、幼少期から交流が出来たことは、僕にとっては非常に大きな影響があったと思います。

亡くなってしまったのは残念ですが、今日の話を聞いて、趣味はもちろん、信仰という面でも、天寿を全うしたのではと思えました。

また、あまり苦しまずに亡くなったこともあって、今はむしろ、感謝の気持ちの方が、大きいですね。

 

今まで、ありがとう。

また会う日まで…

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