螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「屋号」・漢字尻取の思い出・25…

屋号。

Wikipediaによると、「個人事業主が、事業で使用する名称」だそうです。

「○○商店」「○○製作所」などが、屋号ですね。

 

この名前で、銀行口座も開設出来るそうですよ。

ただし、世には同じ屋号が多数存在しますから、「事業主の氏名」を添える必要がありますけどね。

 

有名なのは、歌舞伎かな?

中村勘三郎家の「中村屋」、中村芝翫家の「成駒屋」、市川團十郎家の「成田屋」など、多数あります。

「よ!成駒屋!!」なんて、いきなり劇場で叫ばなくていいでしょうが、歌舞伎に親しむ第一歩として、屋号を覚える必要は、ありそうです。

 

ちなみに、「中村屋」は幕府公認の芝居小屋「中村座」から、「成田屋」は、初代市川團十郎の父が、成田のお不動様を、篤く信心していたから、というのが由来だそうです。

その市川團十郎から、中村歌右衛門が「成駒柄」の着物を贈られたのを機に、「成田屋」「駒」から「成駒屋」が登場。

将棋の「成る」という意味もかけられていたそうで、一家の喜びが伝わる屋号ですね。

 

ちなみに、僕が屋号に興味を持ったのは、歌舞伎ではなく。

大学時代、自転車に乗っていたので、ちょっと遠くまで、自転車を走らせることがありました。

 

その時、たまたま通ったのが、塩尻市郷原宿。

中山道から別れて、善光寺街道の最初の宿場です。

「城山」を「じょうやま」、「西条」を「にしじょう」と読む、信濃人らしく??、ここも「ごうばら」と読みます。

 

写真は撮っていないんですが…

しっとりとした宿場の風景が、残っていました。

特に商売しているわけでもなく、当時の雰囲気を、ただひたすら残している、といった雰囲気で、それはそれで、好感が持てました。

 

その家屋に、当時の「屋号」が掲げてあったんですよね。

木の板に大きく書かれて、玄関に掲げてありました。

 

昔からの「誇り」を、感じましたね。

 

全部は覚えていませんが、いかにも格式ありそうな屋号から、中には「たばこ屋」なんてのもあって。

庶民の香りもして、面白いな、と。

当時、煙草を売っていたか、加工していたんでしょうね。

 

名前に興味を持つようになったのは、この頃からかも知れませんね。

何か面白い名前があれば、由来を調べますし。

例えば、道路の「通り」とかも、国道○○号線とかとは別に、覚えたい名前ですしね。

 

今、30歳近く若いシャロSさんが、若い感覚で、いろんなものを紹介してくれますが、

「何屋?」なんて聞き返して、困らせたりしてますよ♪

 

 

次は「号」です

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp

 

前は「寺」です

ameblo.jp