大学生活は、もう20年も前の話ですが…、
留年、しましてね。
タイトルの通り。
つまらないことで、必須単位取れなくて。
苦手な英語が、朝の1コマ目にあったのです。
なかなか、起きられなくて。
3年生になって、だらけきっていましたね。
一人暮らしなので、なおさらかも。
そりゃぁ~ショックでしたよ。
寝坊なんて下らないことで、自らの価値を下げた。
親にも、たしなめられました。
そして何より大きかったのが、研究や就職を目前にして、同学年の仲間と別れなければならなかったこと。
その当時、それほど社交性はありませんでしたし、サークル活動もやめちゃってたので、一人でいる時間が長かったんですが、いざ、研究や就職活動をするとなると、一人ではできないことが多い。
そんな時に頼りになる、わずかな友達を、ごっそり失ったわけです。
※ ケンカしたわけではありません。お互いの課題が、変わってしまったから…。
4回生では心して単位を取りましたが、5回生の卒業研究では、案の定、1学年下の学生たちと馴染めず。
就職活動も、氷河期の入口付近。
一度失敗すると、不安と絶望から立ち直ることもできず、途中で止めてしまって。
そんなこんなで、半年ぐらい引きこもってました。
バイトは、してましたけど、それ以外の時間は大学へ行くことなく、自分の好きなこと、してましたね。
パソコンしたり、自転車乗ったり。
自転車では急坂を登り切ることに挑戦したり、川沿いを走って隣町まで行ってみたり。
大学行くのが怖かったし、忘れたかった。
現実逃避の日々が、続きました。
でもある日、ふと、「このままでいいのか?」って思いが、強くなりまして。
このままいけば、来年も同じことの繰り返し。
その上、学費は同じだけ、余計にかかる。
それはマズいと我に返ったのが、10月中旬だったかな?
その後は、とにかく大学へ通いました。
人の目は怖かったけど、気にしている余裕はありませんでした。
パートナーには謝りましたよ。
迷惑かけましたから。
何とか論文を完成させたのが、もう2月に入ってからでした。
何とか卒業は出来たけど、いろいろあって、辛かった。
卒業式は、出ませんでした。
引きこもり、と言っても、日々の心理は様々で、危機感を感じる日もあれば、厭世気分のこともありました。
大学のことを全く忘れて、遊んでたこともありました。
でも、あの日は異様に、大学行かなきゃって、危機感が高まった日だった。
それを捉えられたから、復帰の高い壁を越えられたんだと思う。
その後の辛い日々にも、耐えられたんだと思う。
人生、タイミングって、結構大事です。
成功している時って、後から振り返ると、大抵は何らかの後押しがある。
他人の力のこともあれば、周りの状況や、自分のモチベーションのこともあります。
そのうちの一部でも捉えられれば、道は開けるかなって、今は思います。
ちなみに…、
引きこもっていたとき、パソコンでやっていたのは、プログラムを組むことでした。
昔っからやってた、BASICで。
ゲームを作っては、改造して、遊んでいました。
直して直して、最後は自分の意図通りに動くのが、うれしくてね。
20年経った今、そのBASICを基礎にした言語、ExcelVBAで、メシを食っています…。
人生、何が幸いするか、わからないものです。