螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

自県の「墓参り」…

実は、今年は古墳を巡る旅が多くて。
7月中旬の旅…

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

そう、「墓参り」!

太古のロマンに触れる、墓参りです。

 

実はその前、4月上旬の壱岐の旅でも、「墓参り」してまして。

遠いので、「壱岐国の思い出…」は進行の都合上、かなり遠い将来に公開することになるんですが…。

 

今回、9月中旬の旅行の、運転訓練のため、行田市へ行くことに。

巨匠(母)が、行きたがってた土地でもあるんですが…、

 

実はここ、古墳群!

6世紀頃の古墳が、いくつも集中しています。
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看板は古墳の真ん中ですが、

スタートはさきたま史跡の博物館!

 

すぐ近くに、いきなり古墳があります。

「瓦塚古墳」
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規模は小さいですが、前方後円墳ですね。

この前行った「墓参り」は、もう数世紀前の古墳でしたが、この辺りの古墳は5~7世紀頃。

主流は前方後円墳のようですね。

 

道を渡って駐車場近くにある古墳は、「愛宕山古墳」
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木が生えていますが、ちゃんとくびれがあります。

樹木葬」対応だったかどうかは、知りません…。

 

こちらは大型の古墳。

「二子山古墳」
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確かに、前方後円墳は2つの山ですもんね。

 

これは行かなかったけど、絵になるかなと撮ってみました。
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「丸墓山古墳」

この辺では唯一の、円墳です。

 

「稲荷山古墳」は、なんと歩道整備で、古墳に登れる!

実は、極めて珍しいんです。

保護上の理由で立入禁止になっている古墳がほとんどだし、そもそも凹みに水が回って、近づけない古墳が多いですしね。

 

前方から登って、後円へ!
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こんな風に埋葬されてたんですね。

国宝「金錯銘鉄剣」も、ここから出たそうです。
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隣の古墳、「将軍山古墳」も、よく見えます。
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点々と並んでいるのは、近づいてみると…
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埴輪!

こうやって、古墳に並べられていたんですね。

儀礼的な意味もありますが、ここから先は聖域、結界であるという見方もあるそうです。

 

ここには博物館があって。
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ちなみに、出土するのは土器や金物のみで、人物の骨、髪の毛などは、一切残っていなかったそうです。

約1400年の時が、土に返したのでしょうね。

 

でも、残ったものを調べることで、その当時の文化や風俗、生活なども知ることが出来ます。

この墓には朝鮮伝来のものが、多く残されていたそうで、埋葬者は朝鮮にゆかりのある人物だったのではないかと、推測されています。

 

残された手がかりから、その当時に近づくための、壮大なパズル。

もちろん、すべて明らかになるなんてことはないんでしょうが、地道な調査の積み重ねだったり、時にはひょんなことからだったりして、手がかりが見つかることがある。

この辺りが、歴史好きにとってはロマンなんだろうな~なんて、思います。