螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「よ」の思い出…

大阪版の「よ」は、

 

「横槌で庭を掃く」です。

 

横槌というのは、丸太の片方を細く削って、持ちやすくした道具。

主に藁などを叩くのに使います。

 

「横鎚でなんか庭を履けないから、間違った道具の使い方をすること!」

って思った方!

僕を含めて、ジャンネーン!!

 

意味としては、「急な来客に慌てること」を言うんだそうです。

慌てふためいて、その辺に転がってた横槌で、それでも庭を掃こうとする。

慌てながらも、懸命にもてなそうとするさま、だそうですよ。

 

横槌は、昔の農家にはどこにでもあったんでしょう。

今では、ちょっとイメージが付きにくいですね。

 

でも、悪い意味では、ないみたい。

 

使い方はよくわかりませんので想像ですが、もしかしたら逆に客の方が、「急に来て、“横槌を掃かせて”ごめんね~」のような使い方を、したのでしょうか。

 

今は親しい間柄だと、携帯もあるしLINEもある。

ネゴることなく突然訪ねるってことは、あまりないですね。

それでも、道でばったり!ってことは、ごく稀にあります。

「おぉ~!」「よぉ~!こんなことろで!!」

 

ロケタッチの「ハイタッチ」みたいですね。

 

あっ、今でもこういう、アポなし訪問の場面が、一つありますね。

 

「飛び込み営業」

 

突然受付から呼び出されて、適当に話を聞いて、資料を受け取ったことはありますが…

「横槌で庭を掃くような」応対は、出来ませんでしたね…。

 

それでも、意中の会社に自ら飛び込むって方法は、通常ならアポさえも取れないような会社に、商品を売り込む機会を得るという意味では、有効な方法だとも言います。

確率は低いですが、アポの時点で門前払いよりは、わずかに勝算があるのです。

 

勇気と度胸、そして自信が要りますし、闇雲ではない、相手の研究も必要ですけどね。