押上文庫のご常連・Kさんのお誘いで。
いつもありがとうございます。
外の案内板には張ってなかったので、自前で。
演目は「二人三番叟」と、「奥州安達原」です。
まずは、「二人三番叟」
最後に人形を撮らせてくれたので、それを参考に。
三番叟は有名な、めでたい舞です。
こちらは、二枚目。
こちらは、三枚目!?
三枚目が寝ちゃって!?二枚目がたたき起こす場面もありました。
人形は、通常の文楽と違い、全て一人で操作。
腕は人形の袖に、演者自らの腕を通します。
脚の部分には金具があり、演者の足の動きの通りに、人形の足も動きます。
表情や首は、三味線の糸を使って、頭の動きで表情を表現。
これを一人で演じるのは大変ですが、人形には演者と一体感が生まれ、より人間らしい、女性らしい動きが生まれます。
このあとの「奥州安達原」では、老婆、年増?、幼女の、三人の女性が登場しますが、ちょっとした所作や、特に泣き崩れる場面などは、やっぱり女性ならではと思いました。
三味線を弾く場面もあって、本当の三味線と、息はぴったりでしたね♪
女性陣の人形は人気で撮れなかったので、当主の人形を。
貫禄ありますね。
人形遣いは喋らないので、これらを全て太夫が演じるわけですが、そう言えば女性なんだよね、ってくらい、演じ分けが素晴らしかったですね。
女性の高い声も、男性のドスがきいた声も、見事に演じ分けられていたと思います。
聞きやすかったですね♪
音楽と言えば三味線なんですが、三味線の調子で、場面の緊迫度が伝わりますよね。
「奥州安達原」は、奥州阿部氏と源義家の対立を描いた作品で、これに女性たちも巻き込まれていきます。
勘当された娘・袖萩と、その娘、許したいけど許せない父母の葛藤が描かれ、悲しみを誘います。
人形も多数登場し、最後は盛り上がりましたね。
楽しく、観劇できましたよ。
ありがとうございました♪