ITエンジニアとしての、最初の仕事は、
「ネットワーク機器の障害対応を二次受けし、修復のエンジニアと部材を手配すること」が、主な仕事でした。
R社へ派遣されての、仕事です。
要は「コールセンター」です。
一般からの電話は、来ませんが。
障害が発生して、アラートが上がると、まず一次受けの別会社が、障害を切り分けます。
部材の交換が必要となると、R社へ依頼が来ます。
依頼が来ると、その地点に一番近いサービスステーションと、問題の部材がある、一番近い倉庫を調べて、手配。
「キッティング」と言って、部材に流し込む初期設定ファイルをエンジニアに渡し、対応の記録をするところまでが、一連の仕事になります。
ただし、契約によって手順が違ったり、状況によって、別のやり方をする必要があったりと、全く手順通りのことは、少なかったですね。
業務に就いたんですが…
そもそも、僕は電話が、大の苦手で。
実質コールセンターなのに、これだけでも向いてないです。
それに、ネットワーク機器の修復ですから、一刻を争う迅速さが求められます。
なので、依頼者も同僚も、常にピリピリ。
じっくり…なんて職場じゃ、ないわけです。
そこに、職場経験が郵便局の作業員しかない者が入るわけですから、適応は非常に難しかった。
一般のサラリーマン経験がないと、「こういう情報を得たら、どこに記録して、誰に知らせなければならない」という回路が、頭の中に入っていないわけです。
だから、他の人が当然出来ることが、出来てない。
能力は相当低いと、見られたようです。
常に過度な緊張で、出来ることさえ上手く行かず、最後は電話でマズいことを言って、上司の信用を完全に失うことになりました。
ステップアップすれば、実際に作業するエンジニアを、電話でサポートするような業務も、あったんですけどね。
とてもそんな技量は、ありませんでした。
パソコンの電話でのサポートは、相手の画面がわからないことなどから、難易度が非常に高い業務です。
世のPC系コールセンターの方々の苦労、お察しします。
結局、半年の試用期間で、契約は更新されず、契約期間満了で退職となりました。
実際にネットワークの現場にいられたわけですし、深夜勤が出来たなどの経験もありましたが、最後はノイローゼ気味になっていましたね。
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