実は、貨物列車も好きです。
様々な貨物を運搬する貨物列車は、日本経済を陰から支えてきました。
コキとか、タムとか、チキとか…
かつて裏ブログで「カタカナの記憶…」をやった時、(多分)全ての貨物記号を、網羅しましたよ♪
今の沿線の東武鉄道は、随分前に貨物輸送はやめてしまいましたけど、かつて湯河原在住時代は、東海道本線ですから、多数の貨物列車が行き来しました。
それも、荷物満載で!
ほとんどはコキという、コンテナ車ですけど、中には通風コンテナや冷蔵コンテナ、タンクユニットのコンテナまでありました。
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コンテナには私有の物も多く、運送会社とか、企業名が入ったコンテナも、多数通過しました。
「Japan Oil Transpotation」の略ですね。
武蔵野線も、貨物列車がよく通る路線です。
金の夕陽を浴びて。
時折、満載の貨物が行き来しますが、本来武蔵野線は「貨物線」の位置づけなんですよ。
東海道本線を始め、東北本線、高崎・上越・信越本線、中央本線、総武本線、常磐線などの貨物列車は、意外と東京を通過する便が、少なくなくて。
そういう貨物列車が、都心に多数入ってくると、旅客ダイヤを圧迫します。
その手前に環状線を設けて、相互に接続したのが、武蔵野線です。
ダイヤを改正しても、武蔵野線の電車を増やせない理由は、ここにあるんです。
そもそも、開通当初なんて、旅客電車は1日3往復しかなかったそうですし。
武蔵野線のおかげで、「(常磐線)小名浜精錬所→(武蔵野線)→(高崎線・信越本線)安中精錬所」間を結ぶ、通称「安中貨物」って列車も、東京都に入ることなく設定出来るわけです。
「安中貨物」は、亜鉛やその精製品をやりとりする列車で、荷主は「東邦亜鉛株式会社」です。
輸送計画を決めるに当たって、いろんなルートを検討した結果、この貨物列車利用案が、一番良かったそうで。
コンテナ隆盛の中で、無蓋車(トキ)を使う貨物列車として、沿線の鉄道ファンにも人気があります♪
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これは常磐線で撮りましたが、常磐線取手以北は交流なので、両方を走れる、交直流機に出番が回ります。
「安中貨物」担当かも知れませんね。
さて、これは長野県で。
EF200形機は、2両連接した、比較的新しい機関車です。
先ほどの「日本石油輸送株式会社」の、タンク車ですね。
こっちが、本業かな?
基本、タンク車に汎用車はなく、何かの専用です。
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タキ1000という貨車は、ガソリン専用の45t積みタンク車で、1,000両近く製造された、近年のベストセラータンク車です。
長野県って、山に囲まれた地域です。
もちろん、各地にトンネルが整備されているんですが、これらのトンネルはたいてい、危険物車両通行禁止。
車では、石油は運べないんです。
そんな事情もあって、長野県はタンク車が、数多く走っています。
東信・北信では西上田駅(しなの鉄道)、中南信では南松本駅まで、タンク車を運んで、そこからタンクローリに詰め替えているそうですよ。
かつては日本の各地に、小口の貨物列車が走っていました。
普通に、荷物の取扱もしていたんですよ。
でも、トラックに押され、今は幹線以外は、本当に特殊な輸送しか、残っていません。
今更、「モーダルシフト」なんて言いますが、本当なら見直して欲しいですよね。
バスとかでやってる貨客便も、本来「混合列車」として運転されてたし、荷物なら車両の一部を貨物用にした車両も、存在しましたのにね。
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