OCRも、すっかり一般化されましたね。
「Optical Character Recognition」。
光学的文字認識の技術のことです。
要は、手書きの文字を、コンピューターで認識することを指します。
今は活字であれば、非常に高い精度で、読むことが出来るそうです。
僕がこの技術と一番触れていたのは、郵便局のアルバイトの時。
区分機専任でしたからね。
区分機は、他の郵便局に送る「差立区分」と、自局内の配達区に仕分ける「配達区分」がありました。
差立区分は、郵便番号(当時は3桁)しか読みませんので、読み取り率は9割を超えていました。
印刷されたものであれば、場所も決まってますので、高速モードにしても、9割以上の読み取り率がありました。
ただ、誤読率も多くて…
郵便番号390の松本に、多く紛れ込んできたのは、310の水戸。
890の鹿児島も、多かったですね。
690の松江、790の松山は、漢字も似てますから、大回りをした郵便も、少なくなかったかも知れませんね。
一方の配達区分は、当時は郵便番号での区分は出来ませんでしたから、配達区(中央、元町など)の文字パターンを探して、認識していました。
数字も読むので、丁目区分も可能でしたね。
大口利用者や、私書箱も振り分けが可能でした。
読み取り率は、6割ぐらいだったかな?
一定じゃない手書きでしたから、僕はまずまずだと思ってましたけどね。
年賀はがきにも使いましたが、実は、毛筆とかの「達筆」だと、区分機は読めないんですよね。
だから、年賀状の宛名は、
「きれいに、楷書で」書いて欲しかったんですよ。
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