古い客車ですね。
模型ですが。
国鉄時代、車両の塗色はもちろん、あらゆる部分に使う色は、全て独自に決めていて。
この色は「ぶどう色2号」といい、多くの客車に使われました。
この色の前、「ぶどう色1号」は、もっと暗い茶色で、蒸気機関車の煤にまみれても、清掃しなくて済む、という意味があったそうです。
戦後、電車が増えてきたので、少し明るくしたのが、この色だったそうです。
でも、本来の「ぶどう色」は、こんな色です。
紫ですよね。
茶色ではありません。
国鉄色には色名の他に、慣用名がついていますが、本来の色とは異なる例もあります。
山手線の色、黄緑6号「ウグイス」も、随分鮮やかな色ですね。
本来の鶯色は、もっとくすんだ色です。