石狩国から、東へ。
オホーツク海沿岸を管轄する、広大な国。
北州こと、北見国です。
中心となるのは、網走市になるのかな?
後は北見市、紋別市などの、オホーツク総合振興局管内と、稚内市(一部除く)や浜頓別町などの、宗谷総合振興局管内で構成されます。
概ね、北海道の北東部沿岸地域全域ですね。
初めて入ったのは、実は大学生の頃。
自転車で回りましたが、一部輪行もしたので、こんな乗車証が残っていました。
車掌さんの署名まで、入っていましたね。
特別快速きたみは、旭川から北見まで行く列車で、今でも設定があります。
座席は普通列車ですが、特急料金が要りませんので、今でも需要があるようです。
網走も2回ぐらい行ったけど、写真が残ってないので…。
監獄も行きましたよ。
今から思えば、威圧感を与えるような造りだったかも知れません。
今年に入って、紋別へ!
オホーツク紋別空港の往復旅行は、前から考えていたんです。
お目当ては、ガリンコ号!
行けたのは3月上旬ですが、既にトップシーズンではなく。
2号機は、今年は運行を終えていました。
稼働していた、3号機「IMERU」に乗って!
「IMERU」は、アイヌ語で稲妻のことです。
流氷は、ほんのかけらでしたけどね…
砕氷のドリルを回して、実演してくれました。
あと、船内でのホタテのスープは、美味しかったですよ。
味といえば、カニ汁とアヒージョ!
毛がにが入ってて、なかなかのヒット商品!
アヒージョも魚介がたっぷりでした♪
こんなかわいいのも♪
マシュマロです。
そう言えば、アザラシランドにはアザラシもいましたね♪
器用に陸に上がるんですよね♪
かわいかったですよ♪
これは、オホーツクタワー地下の、水族館。
「美味しそう!」なんて言うと、ダイバーのシャロSさんに、怒られる?
でも、図鑑よりは食卓でおなじみな魚が、多数泳いでましたよ♪
展示されている、初代ガリンコ号に、敬意を!
力強いドリル!!
これで、流氷の海を、切り開くわけですね!
地元の居酒屋「酒々屋」で一献した後…
その間だけ、雪が降ったらしく!!
神秘でしたね~!
翌日、お土産を買いに、あちこち探したら、たまたま発見!
紋別駅。
昔、名寄本線が通っていました。
宗谷本線の名寄から、海側に膨らむ形で紋別を通り、遠軽まで行っていましたが、廃止は1989年。
僕が初めて北海道に渡った時は、既になかった路線です。
ここにはスーパーが併設されていて。
写真は撮れませんが、ホッケが開かれる前の、姿魚で山積み!
この地域の人は、開かないでも、塩焼きでも食べるのかな?
他にも、普段は見ない魚がたくさん!
地元スーパーを巡るのって、楽しいんですよ♪
と、まぁここまででも記事になるんですが、実はその1ヶ月後、稚内にも行ってきましてね。
3月(前半)も4月も、北海道は冬なので、飛行機が安いんです。
3月後半は、人の異動があるので、高いですけどね。
わざわざ新千歳を経由して、ボンちゃんで!
「空港の思い出」の都合でね。
空港で時間を取るための策です。
着陸!
実は、稚内は非常に風が強く!!
デッキの他に、ガラス張りの展望室が用意してあるんですよ。
最北の地、稚内で訪れたのは…
ノシャップ岬。
漢字では、「野寒布岬」と書きます。
最北の地ではないんですが、最果て感のあるスポットです。
バスも終点ですしね。
こういう位置づけです。
天気が良ければ、利尻島、礼文島も見れるんですが、この日は曇りでした。
ひたすら、鳥を追ってましたね~!
鳥を上手く撮るのは、本当に難しく。
これでも、前よりはだいぶマシになったんですけどね。
これは、予定外。
北門神社。
かかあ天下の「網元」で、北の幸、海の幸を!
この時期は鰊が旬で!
滅多に食べられない生鰊他、いろいろ美味しかったですね~♪
翌日。
これも予定外で。
宗谷岬も、行きました。
バスで、片道50分です。
ただ、ノシャップ岬と違って、途中停留所なので、最果て感はノシャップ岬、という方もいました。
今のサハリンですね。
「宗谷岬」の歌は、鹿児島で聴いたんですよね。
NHK(Nippon Hoso Kyokai)の「みんなのうた」でしたね~!
鹿児島でしたが、やっぱり冬は寒かったです。
春がもうそこまで!って気分にさせてくれる曲でした♪
宗谷岬神社が、本当に最北端の神社!
ここは、やってなかったみたい。
「最北端」は、夏は営業するそうですよ。
土産物屋さんの「柏屋」
「日本最北端到着証明書」を発行してもらえます。
ちなみに、日本国管轄の最北端となると…
この「弁天島」が、本当の最北だそうです。
トドが結構来るそうですよ。
最北端といえば、稚内駅が、日本最北端の駅ですね。
レールが、飛び出していますが…
旧駅舎だと、ここが終端だったそう。
その先も、レールが描かれていますが、かつては樺太への船着き場まで、レールが延びていたそうです。
この防波堤ドームも、稚内のシンボルですね。
実は、戦前の造りだそう。
強風による波飛沫から、人やものが濡れるのを防ぐために、作られたそうです。
かに飯を奮発して!
北見国は、魚介が豊富な地域です♪
さて、そろそろ駅に行きましょう。
この時は、駅での証明書はもらわなかったんですが…
過去に、もらったことがありましてね。
今の最南端の駅は、赤嶺駅。
最西端は、那覇空港駅ですが…
レールがつながっているという意味では、最南端は西大山駅。
最も遠い終着駅は、枕崎駅になります。
運賃は30,470円だそうですが、新幹線を経由しますから、この値段では行けず、倍ちょっとかかります。
普通列車だけだと…
「NAVITIME」にも、算出を拒否されました…。
サロベツ号で、南下します。
この経路は、沿岸バスのような気も!?
沿線の大半は、非電波区間ですが…
まだ雪の残る、原野を!
広い草原!
人の気配がないと意味では、ホント最果てのような気がしました。
これは、牛舎かな?
北見国は、広い国土ながら、拠点となる都市が少なく、どこも過疎に悩んでいるそうです。
列車から見ても、原野と呼べそうな部分が、大半を占めます。
でも、最北とか、流氷とか、他にない、魅力的なコンテンツを持ちますね。
それを活かしつつ、みんな暮らしているんだと思います。
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