「対数」は、「ある数aをb回累乗すると、N」になる、となる関係を表します。
「aを底とする対数」という言い方をしますが、簡単に言えば、指数の逆ですね。
2を底とする「Log2 8」なら、3です。
2の3乗は、8ですね。
10を底とすると、桁数が出るので、「常用対数」として、よく使われます。
「LOG10」は、常用対数専門の関数です。
桁数が出るといっても、全てぴったりな値になるわけではなく、実際にはその間の小数の値も、返されます。
常用対数のLog10は1ですが、Log11は約1.04、Log12は約1.07と、徐々に変動します。
変動幅はだんだん小さくなり、Log98は約1.991、Log99は約1.996で、Log100で、2になります。
Log10000だと、4ですね。
2から4までに、9900の段階をかけるわけです。
使い道としては、グラフかな?
結果が桁違いに大きな差があるデータを、グラフにする場合、縦軸を対数に変換した、対数グラフにすることがあります。
例えば、収入や経費は、変動する範囲はそれほど広くなく、想像の範囲内の場合が多いです。
でも、「総利益」「営業利益」の場合は、引き算が入るので、非常に広い範囲の値を取ります。
これらを何年分も、グラフに表すとなると、対数グラフの出番があり得ますね。
縦軸の目安が桁数になりますから、大まかな変動を捉えるには、いい方法と思います。
まぁ、見る方も、「対数グラフとして見る」必要がありますから、相手を選びますけどね。
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