サークルは少し悩みました。
それまでやっていた弓道か、旅関係のサークルか。
結局、今度は違うことをすればと、旅関係のサークル「ユースホステルクラブ」に入ることにしました。
別に「ユースホステル」(寮風の宿泊施設)のみに泊まるわけではなく、幅広く旅を楽しむサークルでした。
うろ覚えですが、
「登山系」「ハイキング・アウトドア系」「サイクリング系」「ツーリング系」「鉄道旅行系」の5つの班があって、それぞれに旅を企画。所属外参加も、(能力的に可能なら)、許されていました。
これ以外に全体活動もありました。
信大は学部がバラバラなので、行き来するのも旅だったりします。
部室に行くと、いつも誰かしらいて、賑やかでしたね。
車を持った先輩が、美ヶ原や美鈴湖、大王わさび農場などにも連れてってくれましたね。
酒の体験も、このサークルからのもの。
だいぶ飲まされましたけど、酒の味を知る、怖さも知る、いい機会でもありました。
僕はサイクリング班で、ツーリング可能な自転車を所持。
上高地の旅はキツくて、死ぬかと思いました。
だんだん疲れるのに、だんだん勾配はきつくなるのです!!
水を切らしたのが失敗でしたけど、何とか登り切りました。
名物トンネル「釜トンネル」も通りました。
当時から環境規制があり、マイカーでは入れなかったんですが、自転車は入れたんです。
1車線しかなかったので、信号機があり、15分ぐらい赤だったんじゃないかな?
手彫りの薄気味悪いトンネルは、今まで通ったトンネルでは、最も強烈な印象を残しました。
(現在は新トンネルになっています)
こんな苦労をして上っただけあって、上高地は今でも、僕にとっては特別な場所。
近くに迫る山々の風景と、流れ出す梓川の、澄んだ冷たい流れは、忘れることは出来ません。
以後何度も、訪れることになりました。
北海道にも自転車で行きましたね~!
野宿しながら。
駅とかに寝てたら、追い出されたりね。
一方で、すれ違うライダーたちとの挨拶が、楽しかったり♪
コースはもちろん、全部なんて決めてなくて。
どうしても行きたいところが出来ると、フェリーや輪行、時には里帰りした部員の車までも使ったりね。
楽しかったし、いろんな体験、発見もあった旅でした。
ただ、これだけ全体で大人数がいると、やっぱり人間関係でいろいろあって。
宿所である浅間ハイツのバイトから、もっと濃い知り合いが出来たこともあって、次第に部から離れることになりました。
部から離れても、自転車には乗っていて、城山公園とか奈良井川とか行ってましたが、一つ代償が。
生活習慣が、だいぶ乱れることになりました。
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