螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

愛宕下・「黄金餅」の思い出・23…

※ この記事は落語「黄金餅」からインスピレーションを得て作成しておりますが、内容は素人の散歩であり、地理、歴史及び落語の研究には主眼を置いておりませんので、ご了承願います。

 

その、「新シ橋」の通りを、愛宕方面に下ります。

巨大なビル!

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虎ノ門ヒルズ森タワー」

52階のランドマークですが…、

全部、写ってないや…。

 

低層階からショップ&レストラン、オフィス、住居、ホテルの構成ですが、どんな人が住むんでしょうね。

 

この信号を越えると、愛宕神社の下に出ます。
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愛宕神社

勝負事に御利益があると言われていますが、HPによると、「火」に関すること、防災、防火には、特に御利益があるそうです。

京都の愛宕山信仰が、全国に広まったうちの一つで、火伏せの神として信仰されましたが、武神としての信仰もあり、特に武将に崇められました。

大河ドラマにもなった、直江兼続の「愛」の前立は、この「愛宕」説が有力です。

 

その他、印刷やコンピューター関係にも御利益があるそうで、商売や縁結びも!だそうです。

縁結びは「"愛"宕」からかな?

 

参拝する前に…
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「出世の石段」なる石段を登ります。

昔、徳川家光が、山上の梅の花を所望し、家臣に馬で取りに行ける者を募りました。

そう、徒歩ではなく、「馬で」!!

しかし、急な石段です。

極めて高い馬術、そして勇気が必要とされます。

みんな尻込みする中、颯爽と現れた、讃岐丸亀藩曲垣平九郎

見事に馬を操り、馬のまま石段を登り駆け下り、梅の枝を取ってきました。

家光はたいそう褒め称え、平九郎は後に900石を取る身分に出世したそうです。
 

誰もがやりたがらないことを、率先してやること。

いつ下るかわからない命のために、準備、鍛錬ができていたこと。

 

出世のための教訓が、いくつもあるようです。

 

僕も、お詣りしました。

「少しの」出世を願って。

 

愛宕神社からもう少し行ったところ。

この交差点を曲がると…

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何やら歩道橋があったんですが、奥にはエレベーターも。

さっきの話もあったので、“階段で”上ってみました。

 

愛宕隧道。

これは、その階段の途中から撮ったものです。
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この一帯は、「愛宕山」だそうです。

実は東京23区、最高峰!

ただし、標高は25.69m。

今はビルの方が、遥かに高いんですよね…

 

ここにあるのは、「NHK放送センター」
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 NHKにとって、愛宕山は忘れられない地です。
大正14年(1925年)、前身の一つ・東京放送局が、ここから中波のラジオ放送を開始したんですから。

 

25mとは言え、当時は高かったんでしょうね。

戦後、NHKとなってからは放送センターが渋谷に移り、関東一円をカバーするため、東京タワーからの送信になり、今は東京スカイツリーから、デジタルの電波が送られています。

  

 

そろそろ次へまいりましょうか。

 

次は「天徳寺を抜けまして…」

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振り返って「新シ橋の通りを真っ直ぐに…」

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