※ この記事は落語「黄金餅」からインスピレーションを得て作成しておりますが、内容は素人の散歩であり、地理、歴史及び落語の研究には主眼を置いておりませんので、ご了承願います。
その、「新シ橋」の通りを、愛宕方面に下ります。
巨大なビル!
「虎ノ門ヒルズ森タワー」
52階のランドマークですが…、
全部、写ってないや…。
低層階からショップ&レストラン、オフィス、住居、ホテルの構成ですが、どんな人が住むんでしょうね。
この信号を越えると、愛宕神社の下に出ます。
愛宕神社。
勝負事に御利益があると言われていますが、HPによると、「火」に関すること、防災、防火には、特に御利益があるそうです。
京都の愛宕山信仰が、全国に広まったうちの一つで、火伏せの神として信仰されましたが、武神としての信仰もあり、特に武将に崇められました。
大河ドラマにもなった、直江兼続の「愛」の前立は、この「愛宕」説が有力です。
その他、印刷やコンピューター関係にも御利益があるそうで、商売や縁結びも!だそうです。
縁結びは「"愛"宕」からかな?
参拝する前に…
「出世の石段」なる石段を登ります。
昔、徳川家光が、山上の梅の花を所望し、家臣に馬で取りに行ける者を募りました。
そう、徒歩ではなく、「馬で」!!
しかし、急な石段です。
極めて高い馬術、そして勇気が必要とされます。
見事に馬を操り、馬のまま石段を登り駆け下り、梅の枝を取ってきました。
家光はたいそう褒め称え、平九郎は後に900石を取る身分に出世したそうです。
誰もがやりたがらないことを、率先してやること。
いつ下るかわからない命のために、準備、鍛錬ができていたこと。
出世のための教訓が、いくつもあるようです。
僕も、お詣りしました。
「少しの」出世を願って。
愛宕神社からもう少し行ったところ。
この交差点を曲がると…
何やら歩道橋があったんですが、奥にはエレベーターも。
さっきの話もあったので、“階段で”上ってみました。
愛宕隧道。
これは、その階段の途中から撮ったものです。
この一帯は、「愛宕山」だそうです。
実は東京23区、最高峰!
ただし、標高は25.69m。
今はビルの方が、遥かに高いんですよね…
ここにあるのは、「NHK放送センター」
NHKにとって、愛宕山は忘れられない地です。
大正14年(1925年)、前身の一つ・東京放送局が、ここから中波のラジオ放送を開始したんですから。
25mとは言え、当時は高かったんでしょうね。
戦後、NHKとなってからは放送センターが渋谷に移り、関東一円をカバーするため、東京タワーからの送信になり、今は東京スカイツリーから、デジタルの電波が送られています。
そろそろ次へまいりましょうか。
次は「天徳寺を抜けまして…」
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
振り返って「新シ橋の通りを真っ直ぐに…」