螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

衝撃的な「土なべでオペラごはん」…

今日は早めに退勤して…

 

押上文庫!

お休みの張り紙ですが、今日はイベント!

「土なべでオペラごはん」!

文庫さんの先輩にして、現役のオペラ歌手・小出理恵さんと、音楽プロデューサーの富田剛史さんが、主催する会!

文庫さんも料理傍ら、自らピアノを伴奏するという、クラシックな会です♪

 

動画不可、演奏中は音に要配慮ながら、撮影自体はOKなんですが、今は基本的に、人物は撮らないブログなので、料理中心で。

 

珍しく、イタリア風!

チーズが香るパスタは、お代わりを続ける美味さ♪

 

 

色鮮やかな、シチリア風のサラダ!

 

ローストビーフは、北イタリアの料理だそう。

 

いつもとはちょっとテイストが違いますが、それもまたよし!

なかなか美味しい♪

 

これは、レバーペースト

 

…ですが、それ以外のものも、混ぜていますね。

レバーの臭みを、上手く消してありました!

 

何故、イタリアンなのかというと…

今日のテーマが、史上最高のソプラノ歌手と言われる、マリア・カラスなので!

彼女が活躍した地、イタリアに因んでいるわけです。

 

会は、小出さんの歌をメインに、歓談タイムでは、小出さんと富田さんによる、音楽談議も繰り広げられます。

時折、料理中の文庫さんも加わり、話が膨らんでいくんですが、これがものすごくレベルが高い!

不勉強な僕が聞いても、理解できたのは、残念ながら一部だけ。

もっとオペラなどに知識がある、巨匠(母)を連れてきたい!って思いましたね。

 

マリア・カラスは、「ベル・カント」という、イタリアの伝統的な歌唱法を復活させた人として、知られるそう。

最適な音を選んで歌うんですが、「高温から低音まで、満遍なく歌唱できる必要がある」そうで、非常に難しく、途絶えたのは歌える歌手がいなかったからだそう。

マリア・カラスによる復活は、当時の観客は歓喜したでしょうね~!

話にしか聞いていない歌唱法を、聴ける日が来たわけですから。

 

「こういうリバイバルは、過去にはよくあることで、そのおかげで、埋もれた名曲が日の目を見たりしてきた。

『新しく!新しく!』ばかりなのは、実は古い考え方」という、文庫さんの一言が、印象的でした。

 

さぁ、1曲目のアリアが始まりました。

小出さんが歌うのは、押上文庫の通路の部分。

近い人では、3mないぐらいの、至近距離!!

文庫さんが、自慢のスタインウェイのピアノを弾き、機織師で、イベントではお手伝いに来るKちゃんが、譜めくりを担当します。

 

曲はイギリス民謡のアレンジで、一部僕も聴いたことがある部分がありましたが…

この時点で、衝撃!

感想は、「圧倒されない!!」でした。

 

そもそも、現役のオペラ歌手が、至近距離で歌うなんて、滅多にない機会です。

その状況に呑まれ、つい「圧倒される!」なんて書きたくなりますが、決してそうではない。

「絶対違う!」と思いました。

 

正直、今まで聴いてきたオペラは、テレビか、巨匠(母)のCD(Compact Disc)を借りて、聴いたぐらい。

バレエも舞台で見たことがありますが、遠いですしね。

聞こえ方は、全然違います。

ただ音量が大きいだけではないです。

 

「圧倒される=突き倒される」では、絶対ないと思ったし、逆に「寄り添う…」でもないよう。

「語りかける」も、違うような気がしました。

 

見つけた僕なりの答は、「絵画の鑑賞に近い」。

動かない絵から、染み出してくる何かを感じるような、そんな感じの鑑賞が、一番いいような気がしました。

 

芸術に触れるというのは、こういうことなのか?

この感覚で、音楽や声楽を聴いたことがなかったので、僕にとっては全く新しい感覚で、そういう意味での「衝撃!」でした。

 

これが、ソプラノ歌手・小出理恵の実力なのか?

語彙力がないですが、素晴らしいとしか、言いようがないです。

 

中盤に登場した、根菜の炒め物!

 

これ、イワシが入っていて、特に美味しい!

香り高いですね♪

特につみれは、止まらない美味さ!

 

多く入っている、じゃがいもも特に美味しいですね♪

北イタリアの特産品だそうです。

 

ちなみに、酒も出ましたが、今日は徳利2合ぐらい。

今日はお酒の会ではないので、僕も嗜む程度にしました。

こういう会なので、お酒を飲まない、好まない人も来るだろうと、りんごジュースも用意されていました。

 

2曲目は、「ノルマ」

僕は知識がないですが、マリア・カラスの代表曲だそう。

先ほどの衝撃覚めやらないですが、とにかく「真面目に聴こう!」と思いました。

背筋をぴんと伸ばして、感覚神経を研ぎ澄ませて!

 

この、僕にとっては新しい聴き方が、本当に正しいかどうかは、わかりませんが、今の僕には、これしかありません。

その感覚を一身に受けて、身体に染みこませようと思いました。

 

素人で恐縮ですが、小出さんの声は、非常に美しかったと思います。

高音でもかすれることなく、よく響く声です。

よくある、「頑張ってます!!」感が全くないのに、高音域を美しく歌い上げるのが、特に素晴らしいと思いました。

 

3曲目の前に、土なべが運ばれて。

「土なべでオペラごはん」ですからね♪

 

通常、3曲目を歌った頃に、火を止め、ご飯も炊き上がり~♪なんですが、3曲目、これまた代表作の「ルチア」は、炊き上がりよりも長い曲なので、今回は途中で火を止めることになりました。

 

「ルチア」は、最初に訳詞が披露されました。

今回は情景を思い浮かべながら聴きましたが、動揺、喜び、悲しみなど、やっぱり「染みてくる」感覚でした。

絵画的なイメージが、湧いたような気がしました。

 

炊き上がり!

 

たこに、行者にんにくを使った、初夏の炊き込みご飯です♪

 

おこげをそぎ落とすのも、いいですね♪

 

美味しかった!

最後に、墨田区の押上文庫にちなんで、滝廉太郎の「花」を合掌して、お開きになりました♪

 

ありがとうございました~!

押上文庫のイベントには、今まで幾つか参加していますが、久々の音楽会、押上文庫テイストの会は、とても衝撃的で、新しい感覚を教わった会になりました♪

 

マリア・カラスの3曲は、「しゃんとして真面目に聴かせる」曲だったと思います。

音楽にもいろいろあって、楽しむ曲、リラックスさせる曲など、いろいろありますが、今回のリサイタルは、「聴く方にも覚悟を求める曲」。

それも、自発的にそうさせる、力を感じましたね。

ただし、身体に力を入れて構えるのではなく、全身を楽にして。

そうすると、自然に曲が染み渡ってくる感じがしたのも、今までにない、不思議な感覚だったと思います。

 

音楽って、人を心地よくさせるのが、全てではないです。

中には、「真面目に聴くべき音楽」があってもいいと思うし、むしろ古来より、音楽はそうやって鑑賞されてきたんじゃないかなと。

それが、今日の気づきだったかなって、思いました。

 

興望館保育園で、ニッチなスカイツリーを。

 

終バスにも間に合いました~!

 

お疲れ様でした~!

小出さん、富田さん、文庫さん、Kちゃん、そしてお集まりの皆様!

楽しい会をありがとうございました~♪

 

実は、これを書いている、2025/7/21…

この会の次々回になる会を、予約しました。

テーマはモーツァルトなので、僕でも知っている部分が、あるかも知れませんね。

 

巨匠は…

感想を数多く聞かせれば、そのうち「来る!」って言うかな?