螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

将棋の思い出…

今週のお題「何して遊んだ?」

 

子供の頃の遊びで、ネタ的に思いつくのは、将棋かな。
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決められたルールに従って、駒を動かして相手を攻め、王将(玉将)を動けなくする、つまり「詰める」と、勝ちになります。

 

この手の軍略を模したゲームは、軍人の嗜みとして、各地に存在します。

 

有名な「チェス」はもちろん、中国にも「象棋」というゲームがあるそうです。

日本にも、駒数が飛躍的に多い、「大将棋」「中将棋」なんてのも、あったそうですよ。

駒には「銅将」「仲人」「獅子」「酔象」「鳳凰」「猛豹」、猛虎ならぬ「盲虎」など、多種多彩!

敵陣に攻め込むと“成る”制度もあって、酔象を成らして「太子」にすると、王将を取られても続行出来たそうです。

 

大山康晴十五世名人が、中将棋を指したそうですよ。

 

ただ、今の日本の将棋(本将棋)には、他のゲームにはないルールがありまして。

 

「相手から取った駒を、持ち駒として使えること」

 

これが作戦の多様性を広げ、より面白くしているそうです。

 

その分、ゲームソフトの開発は、大変だそうですがね。

 

何年かぶりに、引っ張り出してみました♪
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並べ方、覚えてた!

王は前後左右に斜め四方一マスずつ、金は斜め後ろが、銀は真横と真後ろがダメ、桂馬は駒を飛び越えて、斜め前、…

動かし方も、バッチリです♪

 

でも、今も当時も、弱くってね~

同じ相手に20連敗したことも。

 

あるクラスメートに、こう言われました。

「君と指すのはとっても楽しい♪

こっちの思うとおりに動いてくれるから!」

 

…やめるきっかけとしては、十分でした。。。

 

でも、将棋は普通に指す以外にも、いろんな遊び方がありまして♪

 

有名なのは「はさみ将棋
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歩兵(と金)を縦横に動かして、相手を挟んで取ります。

全滅(正確には残り1枚)させると勝ちです。

 

回り将棋」ってのも、ありました。
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金将を4枚振って、出た目だけ駒を進める、双六のようなゲームです。

全部裏なら20歩?とか、駒が立ったら10歩?とか、いろいろローカルルールがあったと思います。

 

最初の画も、実はゲーム♪
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「山崩し」

音がしないように、駒を引き寄せれば得点です。

駒を倒したり、動かしたことで山が崩れたりして、音を出したら交代します。

確か、駒によって点数が決まってたと思います。

取った駒を持ち駒にして、実際に将棋を指す、なんて「発展的?」な企画も、ありましたね~!

 

何代にも渡る様々な発想が、将棋というゲームを、より楽しくしていますね♪

 

今のコンピューターゲームは、プレイヤーは基本的に、制作者の意図通りに動くことで、得点を重ねていきます。

ゲーマーの相棒も言ってましたね。

「ゲームは開発者との戦い」だと。

 

でも、将棋には「考案者の意図しない」楽しみが、たくさんあるわけです。

 

他にも、百人一首の札を使った「坊主めくり」とか。

麻雀牌を使った「上海」とか。

碁石を使った「連珠(五目並べ)」も、そうかもしれません。

トランプなんか、一人遊びを含めれば、無限の遊び方がありますね。

ソリティア」なんかも、そうです。

 

遊具ではあるけれど、それをいろんな風に捉えて、新たな遊びを編み出す。

そんなところに、人間の発想の豊かさ、奥深さを感じます♪