群青色。
こんな色です。
「青が集まった色」だそうです。
子供の頃、クレヨンなんかにも場合によっては、入ってたかも知れません。
やや紫がかった、深い青になります。
海外では「ウルトラマリン」の訳語としても、知られます。
「海を越えて」の意味です。
当時、貴重な顔料は西アジアから、地中海を越えてやってきたのです。
群青色は、本来は藍銅鉱(アズライト)の色です。
見本のような、やや紫を帯びた、やや暗めの青になります。
精製が難しく、大変貴重な顔料だったそうです。
一方、ラピスラズリのことも、群青と言ったりします。
こちらも貴重で、当時ヨーロッパでは、聖母マリアを象徴する、大変重要な顔料ながら、こちらもそうやすやすとは、手に入りませんでした。
さて、生涯で(クレヨン以外で)出会った群青と言えば、これでしょう!!
白神山地近く、十二湖にある、青池です。
特に中央部分など、きれいな群青色をしています。
ここは流れ込む川もなく、人がいなければ、本当に静か。
群青色がさらに、辺りを静めさせているのかも知れませんね。