河津から出発する今日。
日程はもちろん、僕が組むんですが、鉄道好きな方と違って、一般の方が嫌がるのが、
「乗り換え」
特に高齢者は、乗り換えは大変で、階段の上り下りは大変。
エスカレーターはあっても、荷物は持たなきゃいけませんしね。
なので、70を超える両親に、80を超える親戚と旅をする時は、多少時間がかかっても、乗り換えが少ない方がいいのです。
特に大都市での乗り換えは、かなり酷らしく。
大都市を乗ったまま通過するためには、常磐線直通の「踊り子152号」を狙おうと思いました。
北千住まで、乗っていられますから。
ただ、この列車の河津発は、15時前。
宿は10時には出されてしまいますから、5時間近くの時間を潰す必要があります。
そこで、まずは伊豆高原駅への移動を決定。
ここには美術館が、たくさんあるのです。
また、伊豆急では大きな駅なので、買い物なんかも出来るでしょう。
※ きっぷは改札を通ってから撮影しました
こんなガチャポンが!
こんな魅力的な車両を、普通列車に使ってしまう!
伊豆急は大胆な会社です。
また、伊豆急は東急系の会社。
元東急8000系が、第二の人生を送っております。
この、水色と青の帯は、田園都市線で現役の8500系8514編成が巻いていますので、お馴染みです。
勝手に「伊豆帯」なんて名前を付けています。
今日の天気は上々!
実は、窓にシールが貼ってあり、見える島の名前がわかるようになっています。
大島の他に、利島も見えました。
帰りの列車では、新島まで見えましたね。
伊豆高原駅へ到着。
桜並木口を出ると、こんなものが鎮座!
ここから石を切り出して、江戸城を築城したんだそうです。
築城部隊には、加藤清正がおりまして。
石垣の積み方に妙があり、堅牢だったそうですよ。
ちなみに、綱を引っ張る体験ができます。
ここでは、天城の山から湧いた水を汲めます。
まろやかな、美味しい水でした。
わざわざペットボトルを空けて、3本汲みました♪
さて、幾つか候補があった美術館の中で、選んだのはこちら。
「喜田川昌之わらべ絵館」
子ども、それも「昭和の子ども」がテーマの、アートギャラリーです。
和紙に墨で輪郭を取り、彩色した絵だそうですが、子供たちの表情がほのぼの。
のほほ~んとした、子どもらしい、いい顔をしています。
描かれる風物も、昭和のもの。
パチンコや凧、富山の置き薬、男の子の持ち物・小刀、ねずみ取りまで登場し、「そうそう!昔はあんなだった!」と、昔の記憶が蘇ります。
特に両親や親戚にはツボだったようで、懐かしさ溢れる絵を前に、あれはこれはと、昔話に花が咲きました。
作者の喜田川さんも出てきて下さって、いろいろ話してくれました。
「子供たちは、後ろ姿がとってもかわいいんだよ~」と、うれしそうに語ってくれましたよ。
作品は、リンクから。
さて、お昼はたまたま見つけた、回転寿司屋さん。
「花まる銀彩 伊豆高原店」
一応、子どもの立場の僕は、ここぞとばかりに「色物(皿)担当!」
(すみません…)
でも、リーズナブルなネタにも美味しい品が多く、みんな満足でしたよ♪
近くにはお土産屋さんもあり、こんな珍品を。
これ、なかなか侮れない美味さですよ。
伊豆高原の駅に戻りましたが、まだ時間があり。
父がやりたかった、足湯が出来ました。
父は足湯大好きで。
靴下を脱ぐのも厭わず、足を浸けて上機嫌♪
ここからは、伊豆高原駅がよく見えます。
一方、巨匠はと言うと…
僕だけが食べられた、「わさび丼」が羨ましかったらしく、本わさび入手!!
さて、発車時刻が近づいてきました。
預けた荷物をロッカーから出してね。
(忘れてえらい目に遭ったことがあります)
踊り子152号 我孫子行き
実は、北千住に止まるJRの特急は、これだけなのです。
常磐線の特急「ひたち」「ときわ」は、すべて通過!
上野を出ると、少なくとも柏までは、止まりません。
北千住に止まれば便利なのにな~って、ずっと思ってまして。
最近ようやく、「上野東京ライン」開通の一環として、この我孫子発着の踊り子号が設定されました。
ここで降りれば実績になって、ひたち系も止まるようになるかな~なんて思いも、あったりします。
海側の、窓側席で。
相変わらずの、素晴らしい車窓です♪
初島ですね。
やがて、日も暮れて、あかね雲に。
北千住にて降車。
新年早々、よい旅が出来ました♪
ちなみに、昨日食べ残して持ち帰った、「本わさび」!
巨匠の指示のもと、根元まですり下ろして…
わさび茶漬け!!
お湯にも負けず、
「利かせおった…」